2019年9月 アーカイブ

2019年9月28日(土) 恒例の「数学3倍デー」~難問は「笑いながら潰す!!」~

今月から始まった中3入試対策特別講座。第3回の今日は、恒例の「数学3倍デー」でした。

これは生温い授業が主流の個別指導塾とは一線を画した、何から何まで自分でしなければならない大変厳しい訓練です。
中3生が3~4時間、数学の難問と格闘します。今日は「入試対策」の時間ですので、当然ながら入試問題です。

なぜこのような機会を設けるかというと、
一言でいえば、



力をつける




ためです。

どんな力かといえば、たとえば日ごろの勉強が基礎基本だとしたら、
応用力ということもいえますが、

生徒のみなさんに身につけてもらいたいのは、大学入試関連の話題によく出てくる思考力や判断力、主体性みたいなものだと思います。


今日は計算の小テストから始まって、主に関数と方程式の入試問題に取り組みました。
入試問題を解くのは簡単にはいきませんね。でも、これは入試対策初日のブログにも書きましたが、
正解を出すまでにいくつかの工程があるとすれば、
その一つ一つは基本的な作業であって、応用問題といっても、基礎基本の集合体なわけです。

毎年このような訓練を実施していますので、毎年同じようなことが起こるのですが、どんどん問題を解いてどんどん進んでいく人もいれば、なかなか進まない人もいます。

基礎基本の知識がどれだけ身についているかということももちろん影響しますが、基礎がある程度できている人でもなかなか進まなかったりします。
一番早い人が、決して普段のテストの成績がいちばんいい人とは限らないのです。

早い人は、自分なりに工夫して解いたり、理解しやすくするために欄外の余白に図を書いたりして、せかせかと動いている人です。
「ちょっとした行動」をたくさんしているんですね。

成績が良くても決して早くない人は、何かの固定観念にとらわれすぎて壁にぶつかっているか(←まじめな人に多い)、指示されないと行動できない(←指示待ち人間)かのどちらかの可能性が高いと思います。

図を描くように指示しても、なかなか描こうとしない人もいます(←めんどくさい)。あるいは問題文をしっかり読まない(←これもめんどくさい)。

事前に頭に入れておいた方が良い情報や、言っておかなければならないことは、ホワイトボードを使って説明しますし、個別に説明して回ったりもしますが、

それ以外のことは自分でやってもらいます(生温い個別指導塾は先生がやってしまう場合が多い。それでは力がつかない)。

なかなか動けない人も毎年いますが、そのままではいけませんね。
「ちょっとした行動」をしてもらうようにします。時間はかかりますが。
そしていずれ気付くようになるんですね。
難しいことを成し遂げるには、レベルの高いパフォーマンスをしなければならない(だから私には無理)と思っていたのが、
実は、「ちょっとした行動」から始めてみることによってヒントに気付けたり、
複数の工程は同時にできませんから、簡単にできることからさっさと片付けて、めんどくさい部分はその後でじっくりと取り組むみたいなことをやっていくと、段取りを組む「計画力」みたいなのも身についたりします。

自分でやったことが成果につながるのです(力がつくのはこの瞬間)。
だからどんどん思いついたことをすればいい(行動しないと損)。
訓練していくと動けるようになるのです。

楽しいのはこういうところで、数学の勉強自体は楽しくなんかないですよ(数学が専門の人は別ですが)。
楽しくないものでも、やりようによっては楽しくもなるということを知ってほしいなと思います。


表題の「笑いながら潰す!!」についてですが、いきなり何をわけのわからないことを言い出すんやと思われたかもしれませんが、

個人的には、これが今年の流行語大賞です。
それはどうでもいいですね。

難問と格闘していると、ついつい口が尖ってくる人がいます。「あいうえお」の「う」の形ですね。
中2に数学をやるときだけ口が尖る人がいますが(数学が嫌いなんですね)、この人のお姉さんもそうでした(やはり数学が嫌いだった)。
口が尖ってくるのは困ったときや、途方に暮れるときです。口の形も「行動」なので、こういう表情でいると、脳がますます難しく感じてしまって投げやりになります。
難しいものを難しくやれば難しいままです。

「笑いながら」というのは、くちが「あいうえお」の「い」の形になるとき。
学者さんでこういうのを研究した人がいるのですが、楽しいから笑うのではなく、「笑うから脳が楽しく感じる」らしいです。
だから口を尖らせていたらますます困難になるので、意識的に「い」の形にしてみるのもいいと思います。

入試問題みたいな困難は分割して、一つ一つの基礎基本の作業を笑いながら潰していくのがいいのではないかと思います。
中学生

2019年9月24日(火) 大事なことは言葉で

前回のブログでは、SNSの怖さについて書きました。

知らない相手との「文字」のやり取りは、相手の真意を読み取るのが難しい。こちら意図を、こちらの思い通りに相手が受け取ってくれるとは限らない。
という内容でした。

今回はその続きです。
「文字」でのやり取りについてです。

SNSのように知らない人が相手でなくても、友人知人とEメールでやり取りする場合も同じだと思います。

「文字」のやり取りは、書面にしろEメールにしろ、「紙」や「送受信履歴」といった「形」として残るので、後でもう一度見て確認することができます。ですから連絡事項を一方的に伝達する際には口頭で伝えるよりも「文字」で伝達した方がよいと思います。
ただ、文字で「会話」して、お互いに理解しあえるようになるのは難しいと思います。

なぜなら、前述のように、
こちら意図を、こちらの思い通りに相手が受け取ってくれるとは限らないからです。
誤解が生じやすいのですね。

学校で先生をやっている人が、以前、
「児童の連絡帳に、『体操服がないんですけど』と、お母さんのコメントが書いてあってドキッとした。」と言っていました。
どういうことかというと、
ただ体操服をなくしたという事実を伝えたかったのか、
「体操服が見当たらないんですけど!」とお怒りなのか、
相手の表情が見えないからわからないというんですね。
感情を伝える際に絵文字を使うということもできますが、適切な場面で使わない人もいますし、
絵文字なんか使ったら失礼になるような状況では使えませんしね(上司へのメールで絵文字を使う人が増えているらしいですが)。

「文字の伝達」といえば、
学習塾から各ご家庭に「授業報告書」を送付する学習塾もありますが、これも「文字」の伝達ですね(最近はEメールで毎回送信する塾もあるようですが)。
これは最近始まったことではなく、個別指導塾を中心にかなり前に普及しました。私が以前いたフランチャイズの個別指導塾の本部直営校でも毎月書面で送付していました。教室を見学させてもらった時に講師全員がせっせと書いていましたね。授業中に。
授業の報告ですから、本来は授業後に行うべきですが、授業後にやれば残業になりますから、授業中か授業前に書いておくんですね。

この「報告書」については、私はやるつもりはありません。詳しく説明しても、「文字の伝達」である以上、なぜ今日この教科のこの単元を扱ったのか、どのような意図で指導しているか、肝心な部分の誤解が生じやすいのです(余談になりますが、塾の報告書は保護者様に報告したいのではなくて、びっしりと書かれた報告書を保護者様にお見せすることで、「熱心に指導していますよ」とアピールするための、アリバイ作りのためのツールですね)。

だから大事なことは、「文字」ではなく、直接お会いして「言葉」でお伝えするようにしています(メールでご質問いただいても、メールで返信することはなるべくせずに、お電話か面談という形でご説明するようにしています)。
年2回の定期懇談会がそうですね(次回は11月です)。
体験授業の後に保護者様へのご説明を行う機会を設けていますが、これもそうですね。

懇談会でお話ししきれないことで、こちらから一方的にお伝えすれば済むような内容については、このブログに書いていきたいと思います(ツイッターとフェイスブックはホームページの「窓口」として置いておきます)。
その他

2019年9月19日(木) 情報を見極めよ

シリウス個別指導学院一宮奥町校では、公式Twitter、Facebookページを開設しています。

が、

随時更新しますので、最新情報はこちらでチェックしてください!!

などと言うつもりはありません。


まずホームページがありますし、日記みたいなのを書くならこのブログで十分です。

ではなぜツイッター、フェイスブックをやってるのか?

これは人から勧められたのですが、これらを開設することによって、ホームページへの窓口が増えるからです。
塾を探していてここにたどり着いた方は近隣の方ばかりだと思いますが、
例えば検定なんかだと遠方からもお申し込みがありますので、そういった方々はインターネットで検索されるはずです。

受付期間内に「11月9日実施 数検募集中 10月4日締切」と何回かツイートすれば、
数検の会場をお探しの方の目に留まるかもしれません。ツイッターのプロフィール欄にホームページアドレスを記載していますので、これをクリックすればホームページにたどり着いて、ご来校いただかなくても検定の申込ができるわけです。

ただこれだけのために開設しています。

せっかくアカウントを持っているのだから、いろいろな人とつながって活用してみようかと考えたことがあります。

でもそれは思いとどまりました(フォローとかリツイートの機能がありますので、情報を受信する方で使おうかと思います)。

なぜかというと、ツイッターの世界をいろいろ観察してみて、「ちょっと怖いな」と思ったからです(スマホを持っている中高生は気をつけた方がいいですよ、本当に)。



ちょっと前になりますが、東日本のある学習塾がツイッターで、数学のある公式を「暗記しましょう。」と生徒に呼びかけました。


このツイートがが「炎上」したんですね。


そもそも、生徒に「覚えておくように。」と授業中に話すような内容を、不特定多数の人が閲覧するツイッターで発信したのが間違いの元だと思いますが、これをツイートで公開することで、「生徒のことをちゃんと指導していますよ」とアピール(宣伝)したかったのか、それとも別の理由があるのか、その辺はわかりません。
全国展開している学習塾ではないので、この炎上騒ぎが起こるまでこの学習塾さんのことは存じ上げませんでしたが、そんな全国的には無名の塾でも着火したらあっという間に燃え広がるというのが衝撃的でした。


他人のツイートにぶら下がって、どこの誰かもわからない「専門家」たちが次々にコメントをぶつけていってスレッドが拡大していく様は、
まるで他所の家の庭で他人が勝手にバーベキューでも始めて、参加者がどんどん入り込んできて大宴会でもやっているような光景でした。

見ていて気分が悪かったです。

「最悪な指導法」「こんな教え方しているから数学嫌いが増えるんだ。」「何でも丸暗記させて理解させようとしないなんて最低」
「俺ならこう教える」「こんな教え方するよりこうした方が…」


余計なお世話ですよ。


しかも叩いている人の大半は、なんとなく叩いているだけなんですよね。
この学習塾のことも、通っている生徒さんの将来にも関心のない人たちです。


余談になりますが、少し前に「あいちトリエンナーレ」の展示内容が大問題になりました。このときに話題になったのが、


トリエンナーレに毎年行っている人。


「トリエンナーレには毎年行っていますが、こんなひどい展示をしているなら今年はいきません。」みたいなツイートが続出したというものですね。
トリエンナーレという言葉自体が「3年に一度」という意味なので「毎年行く」というのはあり得ないわけで、

この件に関して「実はあまり関心がない」のが露呈しました。
着火したところに油を注いでいるのはこういう人たちなんですよね。


学習塾のツイートの話に戻りますが、実はうちもこの公式については暗記するように指導しています(「暗記しなさい」とは言いませんが、覚えさせます)。これを頭に入れておいて、使いこなして早く正確に正解が出せるように訓練をしています。これが判断力や思考力などを養うのに有効なので、「とりあえず丸暗記」で済まそうなどとは考えていないわけです。

だからこの学習塾さんは何も悪いことはしていないんですよ。
ツイートしなくてもいいことをツイートしてしまったら、めんどくさいことになった。ただそれだけなんですね。

どういう意図で生徒に暗記するように言ったかは、おそらくその塾の先生と腹を割って話し合えばわかると思うのですが、お互いの顔が見えないSNS上だとそれが難しい。

真意がわからないのに(わかろうともしない)、悪いことだと決めつけて他人に痛烈な打撃を与える。
かなり怖いことだと思います。

これから情報化社会の中に飛び込んでいく若い人たちは(もちろんすでにその中にいる人も)「情報リテラシー」というものを身につけなければなりませんね。
大雑把に言えば「情報活用能力」。
これには「有益な情報や真実を見極める」ということも含まれているはずです。
見極めるためには判断基準となる知識が必要です。
知識を蓄えるためにも日頃の勉強に力を入れましょう!
その他

2019年9月14日(土) あなたは見られている

2学期に入ってから、中学生には単純な計算問題の宿題を出しています。
1学期に学習した内容の復習です。
できない問題は出していません。
できる問題しか出していません。
大した量ではありません。

なぜできる問題の宿題を出すか?

テストほど真剣にやるわけでもないし、
授業のように先生に見られているわけでもない宿題は、
「素」の部分が出やすいからです。

物事に取り組む姿勢ですね。

一通りチェックさせてもらって、やり直しの指示を出すこともあります。

知っておいた方がいいことを知らない場合は、
「こうすればいいよ。」とその場で教えて、すぐにもう一回やってもらいます。
効率の良いやり方を身につけるんですね。
良い習慣ができている人には、基本的にやり直しの指示をすることはありません。このようなアドバイスをする程度です。

途中式を書くべきところで書いていないなどの「横着」が見られる場合は、これは昨日もありましたが、
答えが負の数になるのに、途中式にマイナスの符号が書いていなくて絶対値だけの計算をしていたり、
文字式の計算なのに、途中式に文字が書いていなかったり…
0か6かも判別できないような字で書いてある場合は、
解説をしてその場でもう一度解いてもらった上で、後日再提出してもらうことがあります。

塾の宿題ですから、学校の成績には影響しないと思うかもしれませんが、その意識がいけません。
評価に関係がないところで手を抜く人は、「きっちりやる」という習慣がないから肝心な所でミスをします。
テストで不注意によるミスが多い。

学校の課題も同様なら、教科担当の先生もその辺はちゃんと見ているはずです。
提出した問題集、ノートだけでなく、どんな姿勢で宿題に取り組んでいるか、生徒の心の中まで見ているのです。
これは通知表の評価に影響します。
悪い評価が付いたら入試の時に困ります。内申点も評価の対象になりますからね。

でも本当に困るのはそこではありません。
やり直しの指示を受けるようなやり方でやるのは、自分で自分の首を絞めるようなものです。
繰り返しますが、提出物の見た目が汚いから内申点が下がるという点ではありません。

やり直しの指示を受けるようなやり方では、

効率が悪い(時間がかかる→すべての問題に回答する時間が無くなる→点が取れない)か、
ミスをする(点を失う)可能性が高い。

自分でわざわざ失点の機会を量産しているのです。

物事に取り組む「姿勢」が、結果に大きく影響するのです。
数学だけの問題ではありませんね。

できる問題を宿題で出す目的は、
改善すべきものを改善するすることと、良い習慣を定着させることです。

受験生になってから「姿勢」の部分を治さないといけないようなら遅いのです。
これも小学生のうちに身につけておくべき「基礎学力」です。

「良い習慣」の継続が、良い結果をもたらします。
「習慣は才能に勝る」のです。
中学生

2019年9月7日(土) 中3高校入試対策講座スタート

毎年恒例、中3高校入試対策講座が今日から始まりました。
高校入試の過去問題や類題問題集を使用して訓練します。

今日は、古文、漢文、英語会話文、英語リスニング、地理、歴史、図形をやりました。
このように、いろいろやります。

この講座の目的は、まず第一に「入試問題に慣れる」ということが思いつくと思いますが、
これについては、


こういうところを意識するとヒントに気づける!
とか、
事前に頭の中で準備しておくことはこれだ!
みたいな助言もします。


でも、それ以外のところが重要です。

例えば、今日やった地理の問題なら、

問題文の横に、地理ですから当然地図があって、表やグラフもあります。
小5の社会のテストでも同じような形式の問題を見かけますが、

情報を読み取って、頭の中で必要なものを判断する。
思考力や判断力が問われる問題ということですね。

入試問題だし、
見た目にも複雑なのでそれだけで敬遠する人も多いと思いますが、
怖がることはありません。

問題を読み始めてから回答を記入するまで10の行程があるとしたら、
10個に分割すればよいのです(10個にまとまってるから難しそうに見える)。

その一つ一つの行程はものすごく単純で、基本的な作業が多いのです。

その一つ一つの行程で、しかるべき判断を下していくのですが、
判断をするのに必要な知識は、
ごく普通の、基本的な知識になります。
数学の図形なら算数で習った公式などももちろん含みます。


第一回目の今日、最も伝えたかったことはこれです。


思考力や判断力という言い方をすれば、ものすごく高度な技量が必要な気がしますが、
これらを構成しているのは基礎基本の知識だということです。
夏休みに総復習したような内容ですね。
基礎基本が盤石になっているから、入試問題のような応用問題に取り組んだ時に判断や思考の材料として使える。
だからでサッとできる(=判断、思考に必要となる知識がすぐに取り出せる)ようになるまで反復練習しないといけないのです。
必要な知識を取り出そうとしても、取り出すまでに時間がかかるならまだまだ不十分です。
英語の長文問題なら、単語の意味や文法がサッと取り出せるから瞬時に翻訳できて、それで文章の内容がわかるわけですから、この一連の作業に時間がかかっていたら時間が足りなくなりますよね。

だからシリウスの普段の授業は訓練なのです。サッとできるようにするための訓練です。ものすごく大事なのです。

一人で学校の課題をやるときでも、基礎基本の復習の機会には違いありませんから、もっと大事にしてほしいですね。
おろそかにしているなという自覚のある人は大事に、大事にしてきたという人はより大事にしないといけませんね。
これを肝に銘じてほしいと思います。
中学生

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