2019年10月 アーカイブ

2019年10月31日(木) 後期保護者懇談会を行います

明日から11月です。

11月の前半は「面談ウィーク」です。
来週から保護者懇談会を個別に実施していきます。

テストの点数や順位、偏差値などの「数字」を見ればわかるような話ではなく、
「数字」だけではわからない部分について、詳しくお話しさせていただきます(普通の個別指導塾の面談は「数字」の話が多い。ひどいところは成績以外の数字のかけ算の話が多い。面談すらない塾もありますね)。

今月は中間テストがありましたが、
「数字」からわかることは、「どれくらいできるか」あるいは「どれくらいできないか」くらいです。

できている、できるようになったものは、「なぜできるようになったのか」、
できていないものについては、「なぜできないのか」「今後どのようなトレーニングをしていけばよいか」、
については、
「数字」だけを判断材料としていては、漠然と「勉強したからできる」とか、「できないから勉強する」としか言えません。
勉強するのは当たり前の話で、必要なのは、勉強するにしても「何を」「どのように」するかです。

日頃の指導で心がけていることは、一方的に説明して終わりにすることではありません(これだけでも一応授業は成立しますが)。
頭の中にアンテナを張っていますので、今後の指導に必要なものを受信することです。

生徒が数学の問題で苦労していたら、この子は「数学が苦手だな」と思うのではなく(←これこそ「見ればわかる」)、

「この子は○○能力」が身についていないな。」と感じることが重要で、
これが「足りない能力を身につけるにはどのうようなトレーニングをすべきか」となって、地道に継続して行って、学力向上へとつながっていきます。

日頃の授業で生徒さんと接していて、指導しながら感じることがたくさんあります(→「これは今度の保護者懇談会でお話ししないといけないな」などと思いながら授業しています)。

できるだけ具体的に、詳しくお話しさせていただきます。
お知らせ

2019年10月26日(土) 成績が良くても満足してはいけない理由

先週で中間テストが終わりました。
テスト後にはテストと順位表を持ってきてもらうことになっていますので、テストを一通り見せてもらいました。

まずは感想をざっと。

寛さん(仮名、中3)は、「意識」の面でちょっと心配です。それがテストの結果に反映されるのではないかと思っていましたが、いつも通りの安定した点数だったので少し安心しました。ですが入試となると別です。「意識」に問題があると入試問題では点が取れないので、油断できません。

自己ベストをさらに更新した千代さん(仮名、中3)は、2年ほど前に全然勉強しないという理由で入れられました(よくある入塾動機)。前述の寛さんと違うのは、「意識」の向上が感じられるという点です。以前はテスト週間にもかかわらず友達と遊びに行ったりしていました(という情報もキャッチしています)が、今はそんなことはしないでしょう。テスト週間はテスト勉強に集中、重要でない用事(もちろん遊びも含めて)はテスト週間前に済ませるか、テスト後にする。時間の使い方にもこだわれるようになると、自己管理力が身につきます(←高校進学後に最も必要な能力だと思っています)。入塾時より5教科の合計が160点アップしたのは、やるべきことをきっちりやるという勉強習慣が身についたのと、生活習慣の改善が大きいと思います。

あとは成績表の順位欄(総合、教科別も含めて)に1ケタの数字を多く見ました。B3中だけは総合の順位しか出ない(数年前からそうなったのですが、教科ごとに出してほしいです)ですが、点数からいったら1ケタに入りそうなのはわかります。


で、ここからが本題です。
テストの成績が良かったらそれで良いのかということです。

もちろん「良い」に決まってます。まぐれでは90点台とか大幅アップにはなりませんから。
でも、勘違いしてはいけないのは、ここが到達点ではないということです。
中3なら高校入試、高3なら大学入試、大4なら卒論という、学校生活における最後の関門でさえそうです。

テストの結果が良くて、目標に達したから、
「がんばるのはここまででいいや。」「後は現状維持で行けばいいや」と思うな!
ということです。
今まで通り継続して行った方がいい。継続しないと損です。

例えば数学・算数で、今の時期は小6から中3までの全学年で「関数」を学習します。
小6は比例・反比例に入るところ、中1は比例・反比例に入ったところ、中2は一次関数が終わった頃、中3も二次関数がもうすぐ終わる頃です。

よく言われるのは、「数学は積み重ねの教科なので、今やってる関数がわからないと、来年以降の関数がわからなくなる」ということです。それもあります。
中2で、一次関数が出題範囲だった今回の中間テストで90点台をとった人は(ちなみに昨年は100点がいましたね)、中1までの比例・反比例の学習をみっちりやって来た人です(だからスラスラ解ける)。
来年の関数に備えて、成績が良くても継続して勉強(復習)していった方が良いのは言うまでもありません。


でも、良い成績を収めたからといっても勉強を続けていった方がいい理由は他にもあります。
実は、関数の勉強をしているうちに、関数や数学に必要なスキル以外の重要な能力が身についたりしています。

問題文やグラフから必要な情報を読み取って、正しい判断をして、行動に移す。
必要な能力は、集中力、注意力、判断力、思考力など…
様々な能力が養われるのです。関数や数学だけに必要な能力ではありません。
もっとも、問題文やグラフから情報を読み取るには、それなりの国語力が必要ですね(小学生の頃から漢字などの言語にかかわる勉強が不足している人にはこれが辛い)。

数学の勉強が他教科の役に立つこともあるし、他教科の勉強が数学の役に立つ(数学だけやっても数学の成績は上がらない)。
今回のテストでいえば、例えば中1生の英語での失点は、その原因の大部分が英語という教科にあるのではなく、全教科の学習を通じて身につけるべき能力の不足から来ていると思います。

そして、勉強で身につく能力は、学校に通っている間だけ役に立つのではなく、むしろ卒業してからさらに必要になるのではないかと思います。

来月保護者懇談会を個別に実施します。進路の話になると、「勉強できないから(あるいは嫌いだから)、高校卒業後は進学させずに就職させたいです。」というお話を毎年のようにお聞きしますが、

仕事の方が頭を使います。

これからの時代は頭を使わなくてもよい作業はどんどん機械化されていきます。
中卒で就職しようが、高校を出て大学や専門学校まで進学しようが、学力があるというのが武器になります。


そういう意味では、成績が上がったことに満足せずに、復習に復習を重ねて(これまで以上に)勉強を続けていくことが重要だと思います。
中学生

2019年10月14日(月) 「強い自分」を作るテスト対策演習

シリウス個別指導学院では、テスト前の土日は臨時開校して、テスト対策演習(無料)を開講しています。
この三連休は土日の翌日が祝日(つまり今日ですね)だったので、ここに通常授業を設定して、実質三日間連続でテスト対策をするように計画していたのですが、


皆様ご承知の通り、12日(土)が臨時休校になりました。

前日の午後には決定して、各ご家庭にご連絡しました。
台風が来るとしたら土曜日あたりだとわかっていたので、実は数日前から日程変更の準備はしていました(一部の生徒さん達には水、木の授業時に既に予告していました)。
「安全第一」なので、こういう時は早めに動くようにします。


本来なら、12日は授業ではなく無料の「演習」でしたので、振替実施はせずに「中止」となるところですが、

テスト対策のために計画していたメニューが無駄になるのも嫌ですし、
学校が休みで時間的に余裕があるので、
12日の分の2時間を昨日のテスト対策演習と今日の通常授業に1時間ずつ足しました(時間的に余裕がない時期だったらそのまま中止でした)。

そんなわけで、昨日と今日は1時間足したおかげでいつもより長めの訓練でした。
感想をざっと書いてみたいと思います。


まずは中1。
先日のブログで、「直してばかり」と書いた数学。
数学の訓練は昨日やりましたが、やはり直してばかり。
計算をいかに「きっちり」やるかを指導しました。

英語は、「二極化」。できる人とできない人にはっきり分かれる。
今の時代、小学生時代から(あるいはもっと前から)英語を習っていた子も多いので、
できる子はあっさりやってのける(ただしこの先もできるかどうかは今後の訓練次第)けど、夏以降に入った子で、今まで勉強をサボっていた子はかなり苦労しています。
英語は、「途中参加」が許されない教科です。今やっている単元は、過去に学習した内容がすべて身についていないと理解できません。今やっているところができないなら、戻るところまで戻ってやり直すしかありません。
何人かは最初からやり直していますが、そのうちの一人が夢中になって問題に回答していました(←これ、今回の一番の収穫。つい最近渋々入塾したとは思えない)。
かなり集中できていますね。「理解」という点ではすぐに追いつけそうです。ただし、書けない単語が多い(←これは4月のうちに書けるようにしないといけなかったが、サボっていた。だから塾に入れられた)。これは長期的な課題。継続して書ける単語を増やしていきます。

中1はまだまだ精神的にも未熟です。簡単に自分に負けてしまう子もいます。経験を積んで「強く」ならないといけません。


続いて中2。
数学は一次関数。夏期講習で中1の復習として「比例・反比例」をやりましたが、比例のグラフは原点(0,0)を通る一次関数なので、比例の応用問題は一次関数の予習でもあるのです。
「夏期講習で」と書きましたが、その前の春期講習や昨年度の冬期講習でもやってますね。「比例」の復習を定期的に行ったことで「関数」という分野の練度が上がっているのです。問題を読んだだけですぐに行動に移せる状態になっていますね。「習慣化(=自動化)」できているものは武器になります。

以上は通塾歴の長い人。浅い人は、とりあえず「変化の割合」とか「変域」などの用語や公式をとりあえず覚えただけで、これらを使いこなせるようになっていません。今後も継続して訓練する必要があります。中2は半年もすれば受験生です。中3で苦労する人は中2の一年間を大事にしなかった人(勉強に力を入れなかった人。というより自分自身に負けていると言っていいかもしれない)。中2は中3になってからどうなるかという分岐点にいます。


最後に中3。
どの教科も(一部の人を除いて)、「直す」必要がほとんどありません。
スムーズに進んでいってますね。

早く済むというのは、単に速度が速いわけではありません。間違えたら間違い直しをしますので、速くても間違いが多ければ間違い直しに時間がかかって、結果的には遅いということになります。
つまり、「丁寧に、正確に」やりつつ、無駄なことをせず効率よくやっているから結果的に「早い」のです。
それだけ集中できているとも言えますね。

ちなみに、昨日の数学特訓で一番早く全問終わらせた人は、2年前は直されてばかりでしたね。一言で言えば、「きっちり」やらない。だからテストで間違いが多い。
「きっちり」やらないのは、「宿題を早く終わらせたい、勉強から早く解放されたい」という意識の表れです(誘惑に負けていた)。
今は「できる」。それは、一つ一つの作業を丁寧にやる「自分自身に負けない良い習慣」が身についたから。

「教えてもらえば(楽に)成績が上がる」と考えている「受け身姿勢」の強い人は成長しません。そう考えている時点で自分自身に負けています(だから意識改革をします)。
学力が向上するのは教えてもらった後、反復練習して「良い習慣」が身についた時、「強い自分」になった時です。
私たちの指導も、テキストに書いてあることをただ伝達するのではなく、「良い習慣」が身につくように、一人でサッとできるように、解説と助言を繰り返しながらサポートしていくことだと考えます。

中学生

2019年10月11日(金) 【重要】台風19号接近に伴う10/12(土)臨時休校のお知らせ

大型で非常に強い台風19号接近のため、10月12日(土)は臨時休校とさせていただきます。

同日に予定しておりました中間テスト対策演習(120分)は、13日(日)、14日(月)のテスト対策、通常授業に60分ずつ追加して行います。

これに伴い、13日(日)、14日(月)の授業時間に変更がありますので、各ご家庭に個別にご連絡いたします。
お知らせ

2019年10月8日(火) 症状を治すだけでは改善しない

9月14日のブログで、
宿題の目的について書きました。

その中で、宿題をやり直してもらう場合についても触れました。
直すべきものは直さないと、成績アップ、学力向上は実現しないということです。

宿題以外にも、最近の授業で、特に中1の子に「直す」指導をすることが多いです。
「早く」そして「正確に」解くための指導ですね。

先日、中1の子の保護者様と授業後に電話でお話をする機会があって、
要件は授業内容に関することではなかったのですが、たまたま授業後だったものですから、
「簡単に解けるようになったので、
家に帰ってきてから喜んでいた」とのお言葉をいただきました。

×が多かったのが、何問も解いて〇ばかりになると気持ちがいいですからね。
こういうお言葉をいただくと嬉しくなります。


が、


最近の授業内容からすると、決して手放しでは喜べないのではないかと思うのです(←できるようになっているのだから喜べばいいですけどね)。

なぜかというと、この「直す」指導に時間がかかりすぎているからです。
直す部分が少なければどんどん先に進めるのに、テストが近いからいろいろやらなければならないことが多いのに、直す指導ばかりでなかなか先に進めないのです(でも、直さないと結局は先に進めないから直すのに時間を割くんですけどね)。

夏期講習の時にも書きましたが、中3の子で、何度も戻って復習しなおしている子がいる一方で、総復習が終わったら2学期の予習にどんどん進んでいく子がいると(基礎学力の差!)。
どんどん進んでいける子は直すところが少ないのです。

最近中1の子たちにしている「直す」指導ですが、これ、ほとんどが小学校の「積み残し」ですね。

小学生時代に身につけておかなければならないものが、身についていないのです。
良い習慣ができていない、あるいは悪い習慣がついてしまっているということですね。
分数の計算がスラスラできない(単に勉強不足)なども含めてですが。

勉強してこなかった子だけではなく、小学校の普段のテストで100点や90点台ばかり取ってきた子でも、基礎学力の低さを感じることがよくあります。
テストで良い点数を取ったとしても、その後の復習を継続していかなければ、練度が低いままです。習ったものを使いこなせるレベルではないのです。使いこなせるまで練度を上げなければ、中学生になってから苦労します。だから小学生時代の基礎基本訓練はものすごく重要なのです。


そういえば、以前大学時代の先輩から塾の授業について質問されたときに、答えられる範囲で説明したのですが、
その時先輩から、


「塾と病院って、同じなんだね。診断して原因を探り、症状を治す…」


と言われました。確かにそうですね。
そこで私が返した言葉はこうです。


「症状を治すばかりではダメなんですよね。治しても風邪をひきやすい体質のままなら、またすぐに風邪をひきます。生活習慣を改善して、基礎体力をつけて、簡単に風邪をひかないような体質にしないといけません。」



つまりこういうことです。


わからないところがあるなら、授業をして、わかるようにするということ(症状を治す)、
もちろんこれは必要なことですが、これだけではダメで、
わからなかったのは、理解するのに必要な基礎学力が低いからであって(風邪をひきやすい体質のまま)、
一つわかるようになったとしても、またすぐにわからないところが出てくる(またすぐに風邪をひく)。
生活習慣と勉強習慣を改善して、基礎学力をつけて(基礎体力をつける)、
わからないところが次から次に出てくることがない(簡単に風邪をひかないような体質)
ようにしないといけません。


だから、定期的に復習をして、過去に習ったものをすぐに取り出して使いこなせるようにしておく必要がある。
そして過去に習ったものは、学年が上がって新しい単元を理解する際に必要な道具となります。これが使いこなせるなら、「直す」作業は最小限で済みます。

これから年度の後半に入りますが、次年度以降を見据えての学習が必要となります。
ただ中学生は、10月になりましたので中間テストに集中しなければなりません。来月は期末テストがあります。テストの時期はテスト勉強に集中して、その後は幅広い範囲の復習と、計画的に進めていきたいと思います。
中学生

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