2022年8月 アーカイブ

2022年8月31日(水) 夏休み終了

夏休み最終日の、お決まりの感想。

始まる時は、「これから40日間、長いなー。」だったのが、
終わってみれば、「あっという間だった。」

だいたい毎年同じような感想になりますが、
今年はなぜか「あっという間」とは思いませんでした。

理由を考えてみたのですが、

それだけ順調に進んだということで間違いないと思います。

あっという間に感じる場合というのは、時間が足りなかった時です。
だいたい毎年、
「もっとあの子にはアレをやらせたかった」「この子はもっと時間をかけてコレをさせないといけない」
という感想が残ります。
今年はそれがあまりないのです。

ただし順調といっても「全体的に」という話です。
順調に予定を消化した子が多かったということで、そうでない子もいます。
個別に見ていくと、反省点や課題は依然としてたくさんあります。

順調に進むか進まないかは、基礎ができているかできていないかで決まります。
昨年度までの夏休みや冬休みに繰り返し復習をしてきた子は、やはり基礎ができているだけあって進みが早いです。
もちろん、順調だった子もにも課題はあります。

いずれにしても、
中学生なら小学生時代に、
小学校高学年なら低学年時代に、
クリアしておかなければならなかったものがクリアされていなくて、そのまま放置されているのです。
それが足を引っ張っているのに、気づいていない人が多いと思います。

事業後の講師ミーティングでは中学生について連日深刻な話をしています。
小学校時代の放置が多すぎるのです。
中学生で真ん中くらいの成績だと、真ん中だから「普通レベル」だと思っている人が多いと思いますが、
真ん中くらいだとけっこう深刻な部類に入ると思います。

それでも今年は順調な方だったと思います。
気候の面でも、毎日暑いことは暑いのですが、「酷暑」と呼べるような日は8月上旬に少しあったくらいですし、
台風も来ませんでした。

さて、中3生のみなさんは既に入試対策特別講座が始まっていますが、
数か月後の高校入試の頃には、

ここまであっという間だった

と言っていると思います。
さすがに「時間はたっぷりあった」なんて余裕ぶっこいている人は誰もいないと思います。
そんなに時間はないのです。
そういうことを自覚して毎日コツコツ勉強していきましょう。
中学生

2022年8月27日(土) だから伸びない

少し前にSNSである方が(教師だったか塾講師だったか何かの指導者だったかは忘れましたが)、

昔の子供は親の言うことを聞かない。
今の子供は親の言うことも聞かないが、先生のいうことも聞かない。

というようなことを書いていました。


これ、よくわかります。
うちは学校のように全員に向かって説明するスタイルではなく、
スポーツの練習のように授業中一人ひとりつかまえて、
知識や技術を伝授したり、
助言したり、
ときには「こうしなさい」と指示したりします。

指導を受けた生徒は、
教えられた通りに再現しようとするわけですが、
なかなか同じようにできなかったりします。
それでも何度もチャレンジすればできるようになる。
それが練習というものです。
そうやって上達していくのです。

ところが、
「こうしなさい」と指導を受けた後に、
そのとおりにしようとしない子がいます。
多くはないのですが、
数年前は一人もいなかったと思います。
最近そういった光景をちらほら見かけるようになりました。
指導には根気が要りますが、今後はより強力な根気が要るようです(涙)。

それから、最近お会いした方が、
「休日にスポーツの指導をしていますが、最近の子はいうことを聞かないですね。教えてもその通りにやらない。『こうしなさい』と言っても、あれこれ理由をつけて拒む。」
とおっしゃいました。

それ、非常によくわかります(笑)。
スポーツの指導者の方も同じことを感じているとは…。
日本全国で同じことを感じている先生、指導者がたくさんいるのだと思われます。

あと、別の方が、
「プロ〇〇選手の△△は、コーチのいうことを全く聞かないらしい。だから伸び悩んでいる。」
という話も。
(まあこれは週刊誌とかインターネットの記事レベルの話だと思いますが)。


「こうしなさい」という指導の中身は、
基礎基本に関するとても大事なものです。
その通りにしようとしないのは、それが自分にとって重要だという認識がないからです。
「こうしなさい」で、その通りに練習してきた経験がないのでしょう。
最初に基礎基本、技術的なことよりも心構えだとか精神面についての指導が十分でなかった可能性が大です(徹底して「固める」ことが求められた段階で「崩した」)。

「『こうしなさい』という指導ばかり受けているから言われたことしかできないようになるのだ」という人が最近多いですが、
勘違いも甚だしいです。
それとこれとは関係ありません。
基礎を作る段階では「こうしなさい」が重要なのです。

「こうしなさい」がなくて自分一人で基礎が作れますかという話です。
作れません。

何事も基礎が固まっていないと上達しません。
基礎がないと苦手分野は歯が立ちません。
得意分野は素質(才能)だけで行けるところまでは行けます。
でもその先へは行けません。
だから「こうしなさい」を拒む人は伸びません。基礎基本がなっていません。
なぜ誰のいうことも聞かない子が増えたのか?

世の中全体がそういう環境なのだと思います。


若い人が育たんような環境作るな!


と言いたいし、
自分も小中学生の指導をする側にいるので、
誰かに言われているのだと思います。

どう育つかは環境次第です。
育つ環境、伸びる環境はお子さんたち自身では作れません。
周囲の大人が作ってやるしかありません。

この夏休みの間にそんなことを思いました。
小学生

2022年8月20日(土) とにかく読書しよう

お盆休みの間に小説を読み始めました。
本は毎日のように読んでいますが、このところ学者さんが書いた本や論文や報告書ばかり読んでいたので、
久しぶりに小説を読んでみようと思った次第です。


今回選んだのは、


第166回直木賞(2021年下半期)受賞作品

今村翔吾『塞王の楯』
img_20220815-133509.jpgimg_20220815-133554.jpg
かなり分厚いですね。

実は直木賞受賞作品とか、人気作家の最新作みたいなものはほとんど読んだことがありません。
今まで読んだ小説は古い作品ばかりです。

読み始めて早速気づいたこと。
やはり小説を読むのは楽しい!

それから、

最近読んでいた本とは、
使われている言葉が明らかに違う。
当たり前ですよね。論文と小説ですから。

やはり、いろいろな文章を読むというのは大事だと思いました。
いろいろな言葉に触れることができます。

どこかの現代文の先生も言っていましたが、
国語の勉強は、授業だけで必要なスキルがすべて身につくわけではないと。
入試では初見の文章が出題されるので、どんな文章が出題されても読めるように、
日頃からいろいろな文章を読んでおけと。
「習う」だけでなく、「慣れろ。」と。

そういえば最近の小中学生、
「読む力」が全体的に低いと思います。
とにかく読めません。国語だけでなく全教科の指導でそう感じます。
そういう子はまず読書しないですね(読めない原因は他にもありますが)。

国語の試験のために読書をするのではく、
純粋に読書を楽しむ。
それでいいと思います。

文章ならなんでもいいか?

例えばインターネットの速報ニュースだと、情報が得られればそれでいいという感じで、
私も自覚していますが、ついつい飛ばし読みしてしまいます。
パソコンやスマホ等の画面だとすぐに目が疲れるので、長時間じっくり読むことはあまりないです。

やはり本がいいと思いますね。
小説だと「この先どうなるんだろう?」と、
ワクワクしながら読めます。

お子さんに読書を習慣づけたかったらどうすればいいか?

と、たまに聞かれるのですが、

ただ「読書しなさい」というだけではだめでしょうね。
かなり前のブログで新聞について書いた時に、

スマホでも新聞は読めるけど、やはり新聞そのものが家の中にあるという環境が大きい。
と書いた記憶があります。
だから家の中に本がたくさんある環境。
これを作ってあげることだと思います(本を読むのが当たり前の環境)。

あとは、新聞や本を読んでいる姿を子供に見せる。
これも大事なことだとよく言われます(子は親の背中を見て育つ)。
スマホで新聞も本も読めるけど、画面をのぞき込んでいる姿はゲームをしている時と同じなので、
それでは読んでいる姿を子供に見せていることにはならない(笑)。
やはり「実物」がいいらしい。

そういえば最近読書してないなー。
と感じた方は、今すぐ本屋さん(または図書館)へGO!
自然・文化

2022年8月19日(金) 【中3】高校入試対策特別講座が始まります

来週から、高校入試対策特別講座(略して「特講」)が始まります。
お盆休みの間にその特講の準備を行いました。

どの教科も中身がかなり濃いです。

入試対策特別講座は文字通り、特別な講座です。
でも実際に受講してみると、
特別な対策、よりもむしろ
普段やっている基礎基本の反復訓練、
これがいかに大事であるかが分かると思います。

8月27日(土)には愛知全県模試があります。
全県模試を受けたことがある人はわかると思いますが、
入試レベルのテストだと時間が余ることはあまりないはずです。
足りないことが多いと思います。

いつも言っていることですが、基礎基本が自動化されていないと一つ一つの問題を解決するのに時間がかかるので、
回答できる問題も少なくなってしまいます。

英語の長文問題などは、文章に目を通しながら頭の中ですることが本当に多いので、それらの一つ一つが瞬時にできる(これが自動化)ように訓練しておかなければなりません。その機会が普段の勉強です。

入試問題といっても、
普段の勉強とはかけ離れた別世界のものではなく、
大半は普段から取り扱っている基礎基本問題、つまり日常の中にあるものの集合体です。

「入試を勝ち抜くには応用力をつけることが重要」と考えている人が多いようですが、
「応用力」という力はありません。
これは「基礎基本を自由自在に使いこなせる力(つまり自動化)」のことです。

だから普段やっている基礎基本の勉強、
これが重要なのです。

普段の勉強、特に学校の課題等は、何気なくやって提出している人が多いのではないでしょうか。
もっと大事に、一つ一つ丁寧に取り組めるようになってほしいと思います。

最後に公立高校入試の制度変更に関するお話を少々。
皆様ご存知のように、公立高校入試の出題形式が変わります。
これまでも何年かに一度は日程や制度の変更がありましたが、
このような時、受験勉強を進めていく上で注意すべきことは、
変わる部分をあまり意識しすぎないことです。
これに関しては、面談等でまたお話しするかもしれません。
いずれにしても、入試対策もしつつ、
普段の基礎基本訓練を大事にする。これが重要です。
中学生

2022年8月13日(土) 一からやり直しておいてよかったですね

ほぼ毎年、夏のテーマは、
「もう一度、一からやり直そう。」
にしています。

由来は↓コレ、
img_20160329-115752.jpg
6年前の合格体験記。

「一からやり直す」という表現が妙に新鮮に感じたので気に入り、その年の夏から毎年のように使ってます。
勉強し直すことを言うのなら、「復習」という簡潔な言葉があるので、どうしてもそればかり使ってしまいます。
だから新鮮に感じたのですね。
「一からやり直す」という言葉には、例えば反省とか、原点に返るとか、いろいろな意味が込められているようにも感じます。

そしてこの人が後輩たちに向けて「一からやり直すことをおすすめします」と言った理由が
↓コレです(やり直してよかったということですね)。
img_20160329-122050.jpg
自分は勉強ができる方だと思っていたけど、実はそうじゃなかった。
中1の数学の復習をしたら、扇形の計算がスンナリいかなかったり、英語でとんでもない覚え方をしていたり…
相当ショックだったようです。


実は今回の夏期講習も似たような場面が何度もありまして…
最近通い始めた人にはよくあることです。
やっぱりショックですよね。


でも大丈夫です。それ、普通です。

今週の授業でもそういったことがありましたが、
とりあえず


「よかったですね。」


と言っておきました。


「よかっただと!?困っている人になんてこと言うんだ!」
という声が聞こえてきそうですが、

いや、よかったですよ。
だって「穴」が見つかったんだから。
これで手が打てるというものです。

問題解決の前に問題発見ができなければ手が打てないのです。
その問題点が発見できたわけですから。
この夏期講習に来なければ見つからなかったかもしれないですよ。


「え、これができなかったの?」
と、こちらが驚くこともありますが、

「はい、じゃあ教科書には書いてないけど、まず第一にコレして、次にコレ、その次に…」
といった具合に、

同じようにやってみたら、あれだけ苦戦していたのがスイスイ…
よかったですね。


さて、お盆休みが明けたら後半戦。
復習が順調に進んでいる人から2学期の予習を始めます。
中3は入試対策特別講座も始まります。
あっという間に秋が過ぎて冬になるのでエンジン全開で行きます。
中学生

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