2026年8月 アーカイブ
2026年8月28日(金) 夏休み終了
明日からの3日間は休校日ですので、今日が8月の最終授業でした。
毎年同じことを感じますが、長い夏期講習も、
あっという間に終わってしまいました。
一番時間のとれる夏休みで、時間をかけて復習をしてきましたが、
どれだけ時間を費やしても、
アレも復習させたい、コレも復習させたい。
って、なってくるんですよね。
このところ(10年くらい)ずーっと感じているのが(このブログでも何回も言っています)、
基礎ができていない子か多いんですよ。
何学年分も戻って、基礎の基礎からやり直さなければならない子もいます。
だから、
アレもやりたい、コレもやりたい。
復習のプログラムを順調に消化して、早めに2学期の予習に取りかかれた子もいますが、そんな成績のいい人たちでも、
基礎が不十分だなー
と感じることが多いのです。
特に1学期に急激に順位が上がった人たちですね。
アレもやりたい、コレもやりたい。
と言っていてもきりがないので、切り替えます。
来週から2学期です。
ただ新学期が始まるというだけではありません。
B3中はすぐに中間テスト週間に突入!
他の中学校も、再来週からテスト週間です。
中間テストに向けて突っ走ります!
2026年8月26日(水) シリウス紀行【48】佐賀県唐津市
佐賀県唐津市。
今から430年ほど前の安土桃山時代、肥前国名護屋(現在の佐賀県唐津市鎮西町名護屋)に、人口20万を超える世界最大規模の都市がありました。
(現在の名護屋)
尾張国中村(現在の名古屋市中村区)出身で、全国統一を果たした羽柴(豊臣)秀吉は、明(中国)の征服を目指し、全国の大名を動員して大軍を二度、朝鮮に派遣しました(文禄の役、慶長の役)。

(名護屋城大手口)
その出兵拠点として築かれたのが肥前名護屋城です。
(名護屋城本丸からの眺め)
(秀吉の居館があった名護屋城上山里丸の石垣)
(名護屋城天守跡)


(名護屋城中心部に残る石垣)
城の周囲には徳川家康や前田利家ら、150以上の大名が陣を構え、城下町もつくられました。
(徳川家康陣跡)
(前田利家陣跡)
それまで何もなかった寒村に突然大都市が出現しました。
(名護屋城下町跡から見た名護屋浦・呼子方面の眺め)
秀吉や大名たちは出兵に備えただけでなく、茶の湯や能など、文化の交流も行いました。
(名護屋城博物館に再現された秀吉の「黄金の茶室」)
慶長3年(1598年)に秀吉が伏見城で病死すると朝鮮から撤退し、名護屋城は廃城となりました。
(廃城後に崩された石垣)
名護屋の繁栄は7年間という短いものでしたが、大名たちが名護屋から持ち帰った文化や築城技術は、その後全国各地で発展しました。
(加工された石が積まれた石垣)
☆アクセス
「国指定特別史跡・名護屋城跡並陣跡」「佐賀県立名護屋城博物館」
(佐賀県唐津市)
JR筑肥線 唐津駅 より徒歩8分の大手口バスセンターより
路線バスで45分、名護屋城博物館入口 下車
2026年8月20日(木) 復習の意義~見えなかったものが、見えるようになる。~
夏休みも終盤を迎えました。
この一ヶ月、復習を続けてきましたが、改めて復習の意義について書いておきます。
以下は、これまでに何度も言ってきたことですが、大事なことなので何度も言います。
以前、岩石に関する研究で知られるS大学のM先生の講演(というよりほとんど講義でしたが)を拝聴する機会がありました。
その内容が衝撃的でした。自分も多少は詳しいつもりでしたが、勉強し直す必要があると思いました。
それ以降、確実に「石」を見た時の感じ方が変わりました。
これまでに行ったことがあるところに行って、以前見たものと全く同じものを見たとしても、何か違うものを見たような、あるいは初めて見た時と同じような新鮮な気分になることがあります。
経験を積んで知識が増える、あるいは技能が向上すると、以前と同じものを見たとしても、見え方が違うのです。
復習を定期的に行わなければならない理由はこれです。
復習の意義について、以下の2点を書いておきたいと思います。
まず一つ目は、
自分はその分野に詳しい方だと思っていても、
思いもしなかったことを知ったことで、
実はまだまだ勉強が足りないのだと思い知らされること。
以前、合格体験記に
「自分は勉強ができる方だと思っていたけど、初めて受けた夏期講習で実はできない方なのだと思い知った。」
と書いてくれた人がいます。
自分の実力を把握するのは大事なことですし、問題解決の前には必ず問題発見をしなければなりません。
問題点に気付けたのであればそれは収穫です。
復習の意義のもう一つは、
見え方が変わったことによって理解が深まり、
以前はわからなかったものがわかるようになったり、
できなかったことがサッとできるようになること。
このブログで何度も触れましたが、
新人さん(最近入塾した人)たちが悪戦苦闘しているものを、ベテラン(通塾歴の長い人)はサッとこなす。
ベテランの人たちももちろん最初は新人でしたが、復習を繰り返して知識が増え、技能が向上すると、以前は苦戦したものでもその時とは見え方が違うのです。
以前は肝心なところが見えていなかったけど、経験を積んだことによって見えるようになった。
復習は2回目からが本番です。
1回だけだと問題発見だけで終わってしまうかもしれません。
2回、3回、4回…と繰り返すうちに理解が深まり、
見えなかったものが、見えるようになる。
見えるようになったことで、
以前はできなかったものができるように、
かろうじてできるレベルだったのが正確にサッとできるようになっているのです(いつも言っている基礎基本スキルの自動化)。
だから復習は何回してもいい。いや、何回も繰り返すべきです。
「できる!」という自信は何度も繰り返して作り上げるものです。
2026年8月18日(火) 高校入試対策特別講座が始まります!
来週から、高校入試対策特別講座が始まります。
入試対策特別講座は文字通り、特別な講座です。
でも実際に受講してみると、
特別な対策、よりもむしろ
普段やっている基礎基本の反復訓練、
これがいかに大事であるかが分かると思います。
8月22日(土)には愛知全県模試があります。
全県模試を受けたことがある人はわかると思いますが、
入試レベルのテストだと時間が余ることはあまりないはずです。
足りないことが多いと思います。
いつも言っていることですが、基礎基本が自動化されていないと一つ一つの問題を解決するのに時間がかかるので、
回答できる問題も少なくなってしまいます。
英語の長文問題などは、文章に目を通しながら頭の中ですることが本当に多いので、それらの一つ一つが瞬時にできる(これが自動化)ように訓練しておかなければなりません。その機会が普段の勉強です。
入試問題といっても、
普段の勉強とはかけ離れた別世界のものではなく、
大半は普段から取り扱っている基礎基本問題、つまり日常の中にあるものの集合体です。
「入試を勝ち抜くには応用力をつけることが重要」と考えている人が多いようですが、
「応用力」という力はありません。
これは「基礎基本を自由自在に使いこなせる力(つまり自動化)」のことです。
だから普段やっている基礎基本の勉強、
これが重要なのです。
普段の勉強、特に学校の課題等は、何気なくやって提出している人が多いのではないでしょうか。
もっと大事に、一つ一つ丁寧に取り組めるようになってほしいと思います。
2026年8月11日(火) 能力が育つのは「授業」ではなく「訓練」
前回のブログで、
鍛えられていない子が多い
と書きました。
中学の勉強で、
授業が理解できないとか、
理解はできるけどテストで点が取れないというのは、
小学校時代の訓練不足によるところが多いと思います。
テストで点が取れないのは、直前のテスト勉強をサボっただけかもしれませんが、
本当にそうなら、それだけを改善すれば成績は上がります。
原因が直前のテスト勉強だけでないならば、
それはこれまでに学習した内容の基礎基本が身についていない場合がほとんどです。
この場合、「これまでに学習した内容」をやり直す、つまり過去の学年にさかのぼって復習し直せば学力は向上するのですが、
問題は、1年前までさかのぼればいいのか、2年前までか、3年前までか…
ということになります。
ここ数年、中学生を見ていて、
本当に小学校時代の訓練不足が深刻だと感じます。
多少成績のいい子でも、「これが身についていないのか!」と驚くことがしばしばです。
成績中位層でも、毎日学校に通っていれば自然と身についているだろうとほとんどの親御さんが思っているような、ごく当たり前のことが身についていません(心配な方はチェックしてみた方がいいかもしれません)。
以前ある方との会話で、途中から勉強の話になりました。その方曰く、
「たいていの教科はジャンル分けされてるから特定のジャンルがダメでも他で挽回できるけど、英語だけは一度脱落したらもうダメですね。」と言われました。
英語については、その通りです。
新しい文法を習うにしても、これまで学習してきたことがすべて必要になるので、それが一部でも頭の中に入っていなければ、新しく習うものができるようにはなりません。
ただし、他の教科について、
例えば数学で、図形が苦手でも方程式は解けるとか、
社会で、鎌倉時代に詳しくなくても安土桃山時代のテストでは満点が取れる
という点については、半分は正しくて、半分は違うと思います。
その理由については、図形だろうが方程式だろうが鎌倉時代だろうが安土桃山時代だろうが、
どんな分野にも共通する必須の知識やスキルがあって、それが身についていなければどれも高得点は取れないということです。
どんな分野にも必須の知識やスキルが身についている、これこそが基礎学力で、これを鍛えるのが小学生年代の勉強のはずです。
小学生の年代ですべき勉強は、一言でいえば「読み書き計算」を核とした基礎の能力を最大限に高めることです。
これには「説明授業」だけはなく、それなりの訓練が必要です。
漢字や英単語だけでなく、社会で覚えなければならない地名等も含めて、言葉の読み書きがスラスラできる。
計算も、「正確に」ではなく「早く正確に」できる。
これらは特定の教科に必要なものを身につけるためだけに行うものではないのです。
繰り返し繰り返し行うことによって、すべての学習において必要な、いろいろな能力が発達してくるのです。
例えば計算ですが、
7+9=16が答えられるだけでは不十分です。
高学年でも未だに指を使って計算している子もいると思いますが、時間がかかって正解できても、それだけではダメです。
瞬時に答えられないといけません(いつも言っている基礎基本スキルの自動化)。
計算が早くできるか、遅いのか、しょっちゅう間違えるのかというのは、
その人の情報処理能力を表します。
社会や理科のテストでも、長い問題文を読んで、グラフや表から情報を読み取って…
というように、短時間での情報処理が求められます。
漢字や熟語が弱いと、授業の説明で「リュウキ」とか「チンコウ」などという言葉が出てきても正確にイメージできないかもしれません。
基礎学力には、読み書きは国語とか、計算は算数・数学とか、地名は社会とかいった、教科の垣根はありません。
どの分野にもすべて必要です。
とにかく小学校に通っているうちは繰り返し繰り返し訓練して、覚えさせる!
訓練しているうちに、中学進学後だけでなく、学校を卒業して社会に出てからも必要となる様々な能力が発達してくる。
その一つが集中力です。
「集中しろ!」と言うだけで身につくものではありません。
思考力とか判断力、あるいは主体性みたいな、若い人たちが上の世代から求められる能力もそうです。
これらも基礎基本の訓練を続けることで発達してくるものです。
覚えるべきものが覚えられていない(知識や経験が不足)のに、「考えろ」と言ったところで思考力なんか育つはずがありません。
これらの能力は「説明授業」では身につきません。
どれだけ詳しい説明を受けても、計算は早くはなりません。
「思考力、表現力、判断力」をつけるのが重要だと盛んに言われ始めた10年ほど前から、
小学校が「覚える」ということに力を入れなくなりました。
鍛えることをやめました。
見た目だけ立派な授業が主流になりました。
小学生のうちにしっかり訓練しておかないと、能力を高める機会を逃してしまいます。
今やってる夏期講習で、中学生はどの学年も過去の学年にさかのぼった復習をしていますが、
数学が苦手な中3生がさかのぼってやり直さなければならないのは、中1・中2の数学だけではないのです。
それだけで済めばいいのですが、算数も必要かもしれません。そして基礎学力が低いのであれば、基礎学力に教科の垣根はないので、小学校の漢字の読み書きとか、国名や都道府県などの地名を覚えるところからやり直すことも必要な人が多いです。
必要な能力が育っていなければ、テストの問題に挑んでも能力が追い付かないので、問題文を読んでから回答するまでのどこかの工程でエラーが起こります(エラーは自動化できていないものを高速で行おうとしたときに無理が生じて起こる)。
いくら夏休みが長いからといって、中学生が小学校まで遡ってやり直して、繰り返す時間まで含めると…(以下略)。
小学生のうちに訓練しておかないと大損します。小学生のうちはとにかく基礎基本が自動化できるまで反復訓練をこれでもかってくらい繰り返すことが重要です!
これからも訓練形式の授業に徹したいと思います。
