2017年10月10日(火) 中2は分岐点【数学編】

中3生の授業の話から入りますが、今日の話題の中心は中2です。

昨日、恒例の中3入試対策講座を行いました。
しかも突然行われる「数学3倍デー」の日でした。
数学のいろいろな分野の問題を解きまくるという過酷な訓練です。
自力で答えを出せるところまでやるので甘えは許されません。

昨日は入試レベルの問題に3時間格闘してもらいましたが、問題を解くペースに当然のことながら差が出てきます。
数学が得意か苦手かというよりも、中2までの基礎がどれだけしっかりしているかが「差」になってきます。
基礎がしっかりしていて夏休みの段階から入試レベルの問題に入れた人は早く進んでいきます。
基礎が脆くて夏休みの間その補修に追われていた人は1問あたりにかかる時間がどうしても長くなってしまいます。

中学校の数学は各学年、

計算(文字式、方程式も含む) → 関数 → 図形

の順に進んでいきます。

もう少し補足しますと、
図形の後に中1なら「資料の整理」、中2なら「確率」の単元がありますが、
大まかなカリキュラムは3年間同じです。

中1の関数(比例・反比例)がわからなければ中2の一次関数がわからない、
一次関数がわからなければ中3の二次関数がわからないということになります。

今サボったら1年後に困る。」ようにできています。

英語とともに「積み重ねの教科」と言われる所以です。

中間テストが近いので、普段の授業では予習が順調に進んでいる人から「試験レベル」のプリントに取り組んでもらっています。今まで予習してきたものはすべて「初心者向け」です。レベルがちょっと違います。

中2も中3も、数学は「関数」が中心です。
「試験レベル」の問題に取り組んでいる様子を観察していると、だいたいこんな感じです。

中2:かなり苦戦。結果は…
中3:苦戦。でも結果はまずまず。

苦戦するのは当たり前です。最近習ったものはまだまだ「練度が低い」ので、「試験レベル」だと解くのに時間がかかるんですね。

でも中2と中3で、結果まで違ってくるのはどういうことかというと、
「関数」という分野のキャリアが違うということが挙げられると思います。

中2の子は小6・中1で習った「比例・反比例」くらいしか「貯金」がない(=キャリアが浅い)。

これに対して、中3の子は比例・反比例に加えて中2で習った一次関数もある。
一次関数までに身につけた技術やセンスがあれば、二次関数で困ることはあまりない。
困るとしたら一次関数とは勝手が違う点がいくつかあるので、それらを予習・復習でつぶしていけばいい。そしてテスト週間までに「試験レベル」の問題で訓練して、練度を高めていけばいい。

ただしこれは、中2で「貯金」を作っておくことに成功した場合の話です。
「中だるみ」をおこしやすいこの時期にしっかり勉強して、冬休みや春休みにも復習してから3年生に進級するというのが前提です。
貯金がないと、二次関数の練度を上げていかないといけない時期に一次関数の補修に追われることになります。定期テストや内申点、受験勉強にも影響が出ると思います。

中2の2学期は、中学校生活の単なる折り返し点ではなく、重要な「分岐点」です。

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