2018年12月20日(木) 理解してもらうのが「授業」だが…(2)
前回の続き、立派な授業が成立して、それでも「めでたし、めでたし!」にならない場合の話です。
①生徒が学校のワークやプリントを持ってきて、授業で分からなかった問題を質問する
②それについて講師が解説する
③生徒が理解する
④生徒がもう一度問題を解く
⑤答え合わせをする(正解!)
個別指導塾の授業としては、生徒がわからないといっているところをとりあえずわかるようにしたわけですから、万々歳ですね。
「塾としては」です。
生徒が、「教科書に書いてあることは理解できるけど、問題を解いてみるとうまくいかない」というようなレベルの話であれば、生徒にとっても万々歳です。
あるいは、その教科の専門的な知識や技術が不足しているということであれば、それを補う訓練をすれば解決します。
でも、生徒にとって根本的な解決にはなっていない場合があります。
それはこういう場合。
「①授業でわからなかった」ということですが、
そもそも、生徒が学校の授業を聞いて(あるいは問題文を読んで)、
一発で「理解できなかった」
というのが大問題です。
仮にこの教科が算数だったとして、
問題を解くのに必要な計算という技術がしっかり身についていたとしても、
問題文の内容がわからないと計算式も立てられません。
目や耳から得た情報を理解するには「言葉」の能力が必要になります。
語彙力ですね。
説明は当然ながら「言葉」を使って行われます。
授業なら先生が話している言葉を「耳」で聞きます。
宿題なら問題文を「目」で読みます。
「わからない」というのは、
先生の言っていることがイメージできない(そもそも「聞いていない」のかもしれない)、
問題文が「何を言っているか」が読み取れない(これも「読んでいない」だけなのかもしれない)、
ということです。
理解するために必要な「言葉」を身につける訓練が追いついていないのです(話が聞けない、文章を読まないのであれば、集中力が不足)。
根本的に解決するには、
わからないところを説明するだけでは不十分です。
塾としては授業が成立しているから万々歳かもしれません。
だけどお子さんにとってはどうでしょう。
違いますね。
上記のようなケースでは③の段階で理解できましたが、
理解するまでに相当な時間がかかっているのです(②の説明も時間がかかる。①から⑤までで一回の授業時間をすべて費やすくらいだと思います)。
先生や問題文が言っていることがイメージできて、一発で理解できたら「できる」ようになるまでが短時間で済む。
短時間で済むならたくさんのことが吸収できるので、どんどん学力がつく。
そういう意味では、勉強内容が難しくなる前の、小学校低学年までの時期に、
「読み書き」の訓練を十分積んでおかなければなりません。
「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能です。
この4技能は英語について最近よく「鍛えろ」と言われますが、まず日本語でしょう。
「聞く」「話す」は日常の会話が、「読む」「書く」は読書だとか漢字の学習が大きく影響します。
いずれも普段の習慣なので、一日や二日で、ましてや一回の授業で身につけられるものではありません。
指導する側が、強く意識して継続させていかなければならないことです。
普段中学生を指導していて、小学校時代の「読み書き」と、「計算」等も含めた基礎基本の訓練が足りていないと感じます。
テストの点数良くても、小学校で習った漢字の定着度が低い、計算はとりあえずできるけど武器になるほどの技術は身についていない、理科や社会の、最低限の知識も定着していない…
高学年や中学生になって勉強に躓く、あるいは理解を妨げる原因が低学年で既に芽生えていて、それが放置されたままになっている(たとえテストや通知表の成績が良くても)ケースが多すぎる。
たまに新聞等で、学校の先生が集まって良い授業を行うための研究会が行われたとか、塾講師が集まって模擬授業大会が開かれたという記事を目にしますが、いずれも追及しているのは「わかりやすさ」です。
わかりやすい授業をしても、学力は「定着」しません。
授業は学力向上のための手段の一部でしかありません。
指導する側がすべきことは「わかりやすい授業」よりも、「普通の授業」が理解できるように必要な力を身につけさせることだと思います。そのために必要なのが基礎基本の反復練習です。
シリウスでは、授業の冒頭で音読をしたり、計算の特訓をやったり、漢字の復習をやったりとか、最近だと日本の歴史を超高速(2000年分を5分)で振り返ったりとかしていますが、これは基礎学力をつけるための訓練です。言い換えれば、物事を身につけるために必要な〇〇力(←保護者懇談会でお話しました)ですね。
これでもかっていうくらい継続してやっていきます。
①生徒が学校のワークやプリントを持ってきて、授業で分からなかった問題を質問する
②それについて講師が解説する
③生徒が理解する
④生徒がもう一度問題を解く
⑤答え合わせをする(正解!)
個別指導塾の授業としては、生徒がわからないといっているところをとりあえずわかるようにしたわけですから、万々歳ですね。
「塾としては」です。
生徒が、「教科書に書いてあることは理解できるけど、問題を解いてみるとうまくいかない」というようなレベルの話であれば、生徒にとっても万々歳です。
あるいは、その教科の専門的な知識や技術が不足しているということであれば、それを補う訓練をすれば解決します。
でも、生徒にとって根本的な解決にはなっていない場合があります。
それはこういう場合。
「①授業でわからなかった」ということですが、
そもそも、生徒が学校の授業を聞いて(あるいは問題文を読んで)、
一発で「理解できなかった」
というのが大問題です。
仮にこの教科が算数だったとして、
問題を解くのに必要な計算という技術がしっかり身についていたとしても、
問題文の内容がわからないと計算式も立てられません。
目や耳から得た情報を理解するには「言葉」の能力が必要になります。
語彙力ですね。
説明は当然ながら「言葉」を使って行われます。
授業なら先生が話している言葉を「耳」で聞きます。
宿題なら問題文を「目」で読みます。
「わからない」というのは、
先生の言っていることがイメージできない(そもそも「聞いていない」のかもしれない)、
問題文が「何を言っているか」が読み取れない(これも「読んでいない」だけなのかもしれない)、
ということです。
理解するために必要な「言葉」を身につける訓練が追いついていないのです(話が聞けない、文章を読まないのであれば、集中力が不足)。
根本的に解決するには、
わからないところを説明するだけでは不十分です。
塾としては授業が成立しているから万々歳かもしれません。
だけどお子さんにとってはどうでしょう。
違いますね。
上記のようなケースでは③の段階で理解できましたが、
理解するまでに相当な時間がかかっているのです(②の説明も時間がかかる。①から⑤までで一回の授業時間をすべて費やすくらいだと思います)。
先生や問題文が言っていることがイメージできて、一発で理解できたら「できる」ようになるまでが短時間で済む。
短時間で済むならたくさんのことが吸収できるので、どんどん学力がつく。
そういう意味では、勉強内容が難しくなる前の、小学校低学年までの時期に、
「読み書き」の訓練を十分積んでおかなければなりません。
「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能です。
この4技能は英語について最近よく「鍛えろ」と言われますが、まず日本語でしょう。
「聞く」「話す」は日常の会話が、「読む」「書く」は読書だとか漢字の学習が大きく影響します。
いずれも普段の習慣なので、一日や二日で、ましてや一回の授業で身につけられるものではありません。
指導する側が、強く意識して継続させていかなければならないことです。
普段中学生を指導していて、小学校時代の「読み書き」と、「計算」等も含めた基礎基本の訓練が足りていないと感じます。
テストの点数良くても、小学校で習った漢字の定着度が低い、計算はとりあえずできるけど武器になるほどの技術は身についていない、理科や社会の、最低限の知識も定着していない…
高学年や中学生になって勉強に躓く、あるいは理解を妨げる原因が低学年で既に芽生えていて、それが放置されたままになっている(たとえテストや通知表の成績が良くても)ケースが多すぎる。
たまに新聞等で、学校の先生が集まって良い授業を行うための研究会が行われたとか、塾講師が集まって模擬授業大会が開かれたという記事を目にしますが、いずれも追及しているのは「わかりやすさ」です。
わかりやすい授業をしても、学力は「定着」しません。
授業は学力向上のための手段の一部でしかありません。
指導する側がすべきことは「わかりやすい授業」よりも、「普通の授業」が理解できるように必要な力を身につけさせることだと思います。そのために必要なのが基礎基本の反復練習です。
シリウスでは、授業の冒頭で音読をしたり、計算の特訓をやったり、漢字の復習をやったりとか、最近だと日本の歴史を超高速(2000年分を5分)で振り返ったりとかしていますが、これは基礎学力をつけるための訓練です。言い換えれば、物事を身につけるために必要な〇〇力(←保護者懇談会でお話しました)ですね。
これでもかっていうくらい継続してやっていきます。
