2018年12月26日(水) 「基礎が身につく」とは

いつの間にか今年もあと一週間を切りました。
冬期講習絶賛開講中です。

目的は、学年によって若干の違いはありますが、共通するのは「基礎基本の反復練習」。

先日もブログに書きましたが、学力向上に直結するのは授業ではなく復習(反復練習)で、授業はそのための手段の一部でしかありません。

生徒さんの体験談にも、
「基本だけでなく、応用問題もできるようになりました。」
と書いてあったりしますが、

基礎基本ができないと応用問題は歯が立ちません。

では基礎基本ができたら応用問題に進んでいいのか?

いいのですが、覚えておいてほしいことがあります。

それは、皆さんが思っている以上に、基礎基本を身につけることは簡単ではないという事実です。


今日の冬期講習で、中2の3人の生徒さんが英語の、中1から中2の1学期にかけて学習した内容の復習をしていました。
3人とも以前は目を背けたくなるくらいの点数でしたが、うち2人はこの前の2学期末テストでようやく平均点を上回る点が取れるようになりました。

でも、平均点より上だからといっても、まだまだ基礎基本が身についたとはいえません。
やっと「なんとかできる状態」にまで持ってこれたのです。

もう1人は中1の終わりに入塾してきて50点以上がってかなり自信がついたようですが、まだまだ基礎基本が身についたとはいえません。
定期テストの点が良かったからといって、基礎ができたということにはならないのです。


では基礎基本が「身についた」といえるのはどれくらいのレベルか?


それは、基本的な知識、技術が、

身体の一部になったとき

です。
もう少し具体的にしてみます。

問題を解く際に頭の中で行う基本的な作業が、ほぼ無意識にできるようになったときです(基本作業の自動化)。

3人とも、できるようになってきてはいるけど、まだまだ基本作業を考えながらやっている段階です。「3単現のs」の付け忘れなど、中1レベルのミスもありました。

基礎基本が身についている人だとこの辺の作業を無意識に、素早くやって、それでいて見落としなどのミスがないのです。
どの教科でも、時間がかかってしまうとか、素早くやろうとしてミスをしてしまうのであれば、
まだまだ「自動化」には程遠い状態で、基礎基本の反復練習が必要です。

ほとんど自動化された、盤石の基礎が思考力や読解力の習得を可能にします。

基礎基本が「とりあえずできる」の段階から目指すのは、この盤石の基礎です。
さらに反復訓練を積んで、「できる」の質を上げることです。冬期講習や夏期講習はそのための機会なのです。
そして基礎基本にはどの教科の学習にも必要な、小学校レベルの読み書き計算も含まれます。

定期テストの順位がいい人でも、簡単な計算が自動化には程遠い状態だったり、小学校の漢字が書けなかったりします。

やらなければならないことは、意外とたくさんあります。

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