2020年2月1日(土) 手間暇かけて積み上げる

中3生は来週が私立高校入試で、公立高校入試まであと一ヶ月。
中1・2生は中間テストが終わったばかりだというのに、来週から学年末テスト週間に入ります。

一年で最も大変な時期がやってきました。

中3は先週末から公立入試前まで、毎週模試を行います。今日はその二回目で、ちょうど全員分の採点が終わったところです。全体的にはまずまずでした。特に英語が良くなってきています。穴埋め問題にしても並べ替え問題にしても長文読解にしても、できて当たり前の問題が増えてきました。

「できて当たり前」といえば、2学期から先月のテスト(中3は学年末、中1・中2は中間テスト)にかけて、数学で自己ベストを更新した人、初めて90点台に到達した人(常連の人もいますが)が多かったです。

以下は最後の学年末テストで初めて90点台(順位はもちろん1ケタ)に到達した千代さん(仮名・中3)に話したことです。


テストが終わって反省点を挙げてもらうと、だいたいみんなテスト週間の取り組みがどうだったかを振り返って、あれがいけなかったとか、もっとこうすればよかったというようなことを挙げるけど、90点なんてテスト週間だけがんばっても取れるものではないよ。テスト週間にテスト勉強をちゃんとやるのは当然だけど、それ以前に土台が作ってあるからできるんだよ。


以前にこのブログにも書きましたが、二宮金次郎さんが言っています。


大事を為さんと欲せば、小さなることを怠らず勤むべし
小積もりて大となればなり


(音読のテキストにも載っている二宮翁夜話「積小為大」より)


上達を目指して物事に取り組む際の心構えは、これに尽きると思います。
いつもいっていることですが、授業では予習もするけど、復習できるときにちゃんと復習してきたんですね。小をコツコツと積み上げてきたのです。
だから大事を為すことができたのです。


「積小為大」の続きです。

凡そ小人の常、大なる事を欲して小さなることを怠り、
出来難き事を憂いて出来易き事を勤めず、
それ故、終に大なる事を為す事能わず



例えばいつも30~40点台の人が、テスト週間に90点台を取ろうと思って、前述の千代さんと同じメニューに取り組んだとします。多少は上がるかもしれませんが、70~80点には届かないと思います。
何故か?それは土台ができていない(小を積んでいない)からです。
千代さんのような小を積み上げて土台(基礎)ができている人と同じメニューに取り組んでも、同じようには再現できないのです。いきなり大なる事を欲しても大なる事を為す事はできません

良い結果が出たときに反省すべき点はこれです。
小を積むことを怠らなかったから大なる事を為す事ができたのだということを認識することです(「できて当たり前」になるまでに、何度も練習してきた)。
自分でやってみて、大切なことに気付く。
勉強の価値はここにあると思います。

そして今から上達を目指そうとする人は、とにかく手間暇かけて小を一段ずつ積んでいくことです。
私たちはそのサポートに徹したいと考えています。

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