2020年12月2日(水) 冬期講習に向けて ~「基礎・基本」は簡単か?~
まもなく冬期講習が始まります。
目的は、「基礎固め」です。夏期講習、春期講習も同じです。
苦手分野について、
「基礎基本問題はできるけど、応用問題ができない。」
という声をよく聞きますが、これは間違いです。
基礎が固まっていないから、応用問題になると歯が立たないのです(応用問題は基礎基本の集合体)。
テストで高得点が取れないのは、基礎ができていないからです。
この「基礎基本問題はできる」は、おそらく「簡単な問題はできる。」という意味で言っているのだと思います。
では「基礎基本=簡単」は間違いということでしょうか?
いいえ、これは間違いではありません。
ただし、これは「熟達者」だけが言えることです。
熟達の域に達してしまえば、基礎基本は簡単に思えるのです。
その簡単に思えるようになるまでが、簡単ではないのです。
例えば英語が苦手な人が、受験生になって「受験勉強をするぞ!」と言って長文問題に取り組んだとしても、手も足も出ないはずです。
では基本的な文法問題ならできるか?
これもたぶんできません。
たった1問の基本問題の中にも、主語は単数か複数か、何人称か、be動詞か一般動詞か、現在か過去か未来か等、チェックすべき項目がいくつもあります。当然ながらすべての項目をもれなくチェックして完璧な判断をしないと正解にはなりません。
小学生や中1生のような経験の浅い人や英語が苦手な人は、これらのチェックを一つ一つ意識(有意識)しながら丁寧に行うことから始めます。
熟達者は、複数のチェックを一瞬で(ほぼ無意識に)やってしまいます。簡単にやっているように見えるのですが、丁寧にやっていないわけではありません。一瞬で丁寧に作業しているのです。
「基礎ができている」とは、問題を解く過程での「基本的な作業が無意識化(自動化)できている」ことをいいます(基礎スキルの自動化)。
基本的な作業が「有意識でできる」というのは、まだまだ初心者レベルであって、基礎ができているとはいえません。
英語の長文問題ができる人は、単語を日本語に翻訳したり、文法に従って的確な判断をしたりといった基本的な作業が自動化されているので、文章の内容をつかむことに全神経を集中させることができます。
英語の基礎ができていない人は、どうしても基本的な作業に神経を使うので、文章の内容どころではないのです。
ここまで英語を例に説明しましたが、当然どの教科でも同じです。
基本の自動化(無意識にスラスラ答えられる)が必須です。
国語なら漢字、言葉の意味。
地理なら都道府県、県庁所在地、山地山脈、川、海、国の名前。
歴史なら時代の名前と順序、各時代を代表する人物や出来事。
理科なら自然や科学の基本的な知識。
数学の基礎は算数。四則計算が完璧にできる。公式が使える。
どの教科も、小学校で習うものがほとんどです。
基礎を固める(基本の無意識化)ために、日本では大昔から読み書き計算を核とした基礎基本の練習をこれでもかというくらい繰り返し行ってきたのです(現在の小学校はこの「繰り返し」が圧倒的に不足)。
「基礎」は、手間暇かけてやっと実現できるものです。簡単には作れません。
だから冬期講習も、夏期講習も、春期講習も繰り返し練習するのです。
定期テストで90点台が取れたとしても、定期テストは最近習ったものが中心のテストですから、参加者全員が初心者です。まだまだ熟達者の域には達していないはずです。
繰り返しますが、基礎は短時間では作れません。目の前のことを一つずつこなして基礎を固めていきたいと思います。
目的は、「基礎固め」です。夏期講習、春期講習も同じです。
苦手分野について、
「基礎基本問題はできるけど、応用問題ができない。」
という声をよく聞きますが、これは間違いです。
基礎が固まっていないから、応用問題になると歯が立たないのです(応用問題は基礎基本の集合体)。
テストで高得点が取れないのは、基礎ができていないからです。
この「基礎基本問題はできる」は、おそらく「簡単な問題はできる。」という意味で言っているのだと思います。
では「基礎基本=簡単」は間違いということでしょうか?
いいえ、これは間違いではありません。
ただし、これは「熟達者」だけが言えることです。
熟達の域に達してしまえば、基礎基本は簡単に思えるのです。
その簡単に思えるようになるまでが、簡単ではないのです。
例えば英語が苦手な人が、受験生になって「受験勉強をするぞ!」と言って長文問題に取り組んだとしても、手も足も出ないはずです。
では基本的な文法問題ならできるか?
これもたぶんできません。
たった1問の基本問題の中にも、主語は単数か複数か、何人称か、be動詞か一般動詞か、現在か過去か未来か等、チェックすべき項目がいくつもあります。当然ながらすべての項目をもれなくチェックして完璧な判断をしないと正解にはなりません。
小学生や中1生のような経験の浅い人や英語が苦手な人は、これらのチェックを一つ一つ意識(有意識)しながら丁寧に行うことから始めます。
熟達者は、複数のチェックを一瞬で(ほぼ無意識に)やってしまいます。簡単にやっているように見えるのですが、丁寧にやっていないわけではありません。一瞬で丁寧に作業しているのです。
「基礎ができている」とは、問題を解く過程での「基本的な作業が無意識化(自動化)できている」ことをいいます(基礎スキルの自動化)。
基本的な作業が「有意識でできる」というのは、まだまだ初心者レベルであって、基礎ができているとはいえません。
英語の長文問題ができる人は、単語を日本語に翻訳したり、文法に従って的確な判断をしたりといった基本的な作業が自動化されているので、文章の内容をつかむことに全神経を集中させることができます。
英語の基礎ができていない人は、どうしても基本的な作業に神経を使うので、文章の内容どころではないのです。
ここまで英語を例に説明しましたが、当然どの教科でも同じです。
基本の自動化(無意識にスラスラ答えられる)が必須です。
国語なら漢字、言葉の意味。
地理なら都道府県、県庁所在地、山地山脈、川、海、国の名前。
歴史なら時代の名前と順序、各時代を代表する人物や出来事。
理科なら自然や科学の基本的な知識。
数学の基礎は算数。四則計算が完璧にできる。公式が使える。
どの教科も、小学校で習うものがほとんどです。
基礎を固める(基本の無意識化)ために、日本では大昔から読み書き計算を核とした基礎基本の練習をこれでもかというくらい繰り返し行ってきたのです(現在の小学校はこの「繰り返し」が圧倒的に不足)。
「基礎」は、手間暇かけてやっと実現できるものです。簡単には作れません。
だから冬期講習も、夏期講習も、春期講習も繰り返し練習するのです。
定期テストで90点台が取れたとしても、定期テストは最近習ったものが中心のテストですから、参加者全員が初心者です。まだまだ熟達者の域には達していないはずです。
繰り返しますが、基礎は短時間では作れません。目の前のことを一つずつこなして基礎を固めていきたいと思います。
