2021年12月3日(金) 「やる気に!」とは言うけど…
まだ全員ではありませんが、生徒のみなさんから期末テストを見せてもらいました。
この1年で順位が約75位上がった子がいるので、一緒に反省しました(反省は悪い結果に終わったときにするイメージがありますが、良い結果が出た時にこそするものです)。
私「なんでそんなに上がった?」
生徒「勉強したからです。」
私「勉強したから上がったって、そんなの当たり前やないの。もう少し具体的に。」
生徒「・・・。」
良い結果が出た時ほど、具体的な勝因はなかなか思い浮かばないものです(逆に負けた時は具体的な敗因が次から次にあがってくる)。
そういうときこそ、指導者が指摘してあげるのがよいと思います(←反省は良い結果が出た時にこそすべきという理由がこれ。今後も続けなさいということ)。
私「それはな、こういうことや。」
↓以下、解説
確かに、この人は中3になってからやる気になりました。
ただし、「やる気」は必要ですが、それだけではどうにもなりません。
必要な「道具」が揃っていないと、勝てません。
みなさん「なんとかやる気に…。」とおっしゃいますが、必要なものがそろっていればいいのですが、
必要なものが備わっていない人に「やる気」を求めるのは少々酷なような気がします。
一次関数ができないのに、中3の関数y=ax²ができるわけがありません。
算数で鍛えてもらえなかった人に「数学で80点取れ。」は酷です。
実力不足を自覚していて、勝てそうにないのがわかっているから諦めてしまうのです。そんな状態ではまずやる気は起こりません(道具が揃っていて、勝てそうだと思ったら、やる)。
この生徒さんは必要なものを持っています。
そうです。必要な道具とは、基礎学力です。
特に数学、英語は、過去の学習内容がサラッとできるレベルでないと、新しく学習する単元で確実に躓くようになっています。
この人は、今までの夏期講習、冬期講習で、ちゃんと復習してきました(やる気にみなぎっていたわけではありませんが)。定期的に復習しているから基礎が定着するのです(必要な道具が使える状態にする)。
スイッチを入れればやる気が出ると本気で思っている人がいるようですが、残念ながら人間の脳内にやる気のスイッチはありません。
脳内にあるのはやる気の自家発電装置。摩擦で発電する自転車のライトみたいに、行動することで起きてくるのです(だから何も手を打たずに待っていても、やる気は起きない)。
この人は普通に行動してきただけです。普段の授業で予習を、講習の度にまとまった範囲の復習を、今までずっと続けてきたから基礎をつくることができたのです。必要な道具が一通り揃っているから、やる気になれるというものです。
もうすぐ冬期講習が始まります。必要な道具を揃えるために行います。
苦手科目がある人は、とにかく基礎からやり直す(やる気を起こそうと思ったら行動するしかない)。
それともう一つ、重要な要素があります。基礎の下の「基盤」です。
どちらも「土台」というような意味で使われますが、一番下が基盤で、その上に構築するのが基礎です。
何事もこの二層の土台の上に成り立つものです。
基礎学力の下の基盤は、その人が置かれている環境や、習慣です。
習慣とは、当たり前のことを当たり前にやること、そしてそれをやり続けることです。
この人はずっとやっています。
当たり前のことをするだけでは褒められたり、ご褒美がもらえたりすることはありません。でもそういうことをちゃんと続けている人は自分の意志で「やる!」と決めていることが多いので、「意識」の面がしっかりしてきます(意識次第で、その後の行動が変わるし、結果も変わってくる)。
そういう人は「基盤」が頑丈です。だからその上の基礎も頑丈です。
これは大事なことです。
(解説終わり)
私「そういうことやぞ。」
生徒「はい。」
以上、今日の反省でした。
この1年で順位が約75位上がった子がいるので、一緒に反省しました(反省は悪い結果に終わったときにするイメージがありますが、良い結果が出た時にこそするものです)。
私「なんでそんなに上がった?」
生徒「勉強したからです。」
私「勉強したから上がったって、そんなの当たり前やないの。もう少し具体的に。」
生徒「・・・。」
良い結果が出た時ほど、具体的な勝因はなかなか思い浮かばないものです(逆に負けた時は具体的な敗因が次から次にあがってくる)。
そういうときこそ、指導者が指摘してあげるのがよいと思います(←反省は良い結果が出た時にこそすべきという理由がこれ。今後も続けなさいということ)。
私「それはな、こういうことや。」
↓以下、解説
確かに、この人は中3になってからやる気になりました。
ただし、「やる気」は必要ですが、それだけではどうにもなりません。
必要な「道具」が揃っていないと、勝てません。
みなさん「なんとかやる気に…。」とおっしゃいますが、必要なものがそろっていればいいのですが、
必要なものが備わっていない人に「やる気」を求めるのは少々酷なような気がします。
一次関数ができないのに、中3の関数y=ax²ができるわけがありません。
算数で鍛えてもらえなかった人に「数学で80点取れ。」は酷です。
実力不足を自覚していて、勝てそうにないのがわかっているから諦めてしまうのです。そんな状態ではまずやる気は起こりません(道具が揃っていて、勝てそうだと思ったら、やる)。
この生徒さんは必要なものを持っています。
そうです。必要な道具とは、基礎学力です。
特に数学、英語は、過去の学習内容がサラッとできるレベルでないと、新しく学習する単元で確実に躓くようになっています。
この人は、今までの夏期講習、冬期講習で、ちゃんと復習してきました(やる気にみなぎっていたわけではありませんが)。定期的に復習しているから基礎が定着するのです(必要な道具が使える状態にする)。
スイッチを入れればやる気が出ると本気で思っている人がいるようですが、残念ながら人間の脳内にやる気のスイッチはありません。
脳内にあるのはやる気の自家発電装置。摩擦で発電する自転車のライトみたいに、行動することで起きてくるのです(だから何も手を打たずに待っていても、やる気は起きない)。
この人は普通に行動してきただけです。普段の授業で予習を、講習の度にまとまった範囲の復習を、今までずっと続けてきたから基礎をつくることができたのです。必要な道具が一通り揃っているから、やる気になれるというものです。
もうすぐ冬期講習が始まります。必要な道具を揃えるために行います。
苦手科目がある人は、とにかく基礎からやり直す(やる気を起こそうと思ったら行動するしかない)。
それともう一つ、重要な要素があります。基礎の下の「基盤」です。
どちらも「土台」というような意味で使われますが、一番下が基盤で、その上に構築するのが基礎です。
何事もこの二層の土台の上に成り立つものです。
基礎学力の下の基盤は、その人が置かれている環境や、習慣です。
習慣とは、当たり前のことを当たり前にやること、そしてそれをやり続けることです。
この人はずっとやっています。
当たり前のことをするだけでは褒められたり、ご褒美がもらえたりすることはありません。でもそういうことをちゃんと続けている人は自分の意志で「やる!」と決めていることが多いので、「意識」の面がしっかりしてきます(意識次第で、その後の行動が変わるし、結果も変わってくる)。
そういう人は「基盤」が頑丈です。だからその上の基礎も頑丈です。
これは大事なことです。
(解説終わり)
私「そういうことやぞ。」
生徒「はい。」
以上、今日の反省でした。
