2023年1月31日(火) 「本人の希望通りに」は無責任

私立高校入試が終わりました。公立高校一般入試まであと3週間しかありません。

こんな時期になっても、まだ公立高校の受験校を決めかねている人がいます。
そういう人がいるのも当然のことです。誰だって迷います。

先日、そういう子に助言をしましたが、

「担任の先生はなんて言ってるの?」
と聞いてみると、

「○○高校は点数的に厳しいけど、どうしても行きたいなら受験してみれば」
だそうです。

これ、助言になっていないです。
この子が抱えている学力面の事情がまるで考慮されていません。
ひょっとしたら、担任も把握していないかもしれません。

私はこの子の「事情」を考慮して、
「A高校に行けば○○だけど、B高校に行けば△△だよ。」
みたいに、具体的な判断材料を提示しました。


志望校について学校に相談したら、
「本人の希望に沿わせてやってください。」
と言われました。
というようなのが最近多いですね。

あと、
これまでの成績、つまりテストの点や内申点(要は数字)だけ見て、
入れそうか、入るのが難しいか。
それだけで判断している先生も。

重要なことは入ることではなくて、
入った後、そこでやっていけるか?

ではないかと思います。
本人の希望通りにした結果、実は全然自分に向いていなくて、進学先でやっていけなかったなんてことも考えられます(小中学校時代の指導不足が原因で進学先でやっていけなくなるというのが多いですが)。
だから本人が自覚していない具体的な判断材料を、意見が対立してでも提示すべきです。

学校の先生が
「本人の希望に沿わせてやってください。」
の一点張りなのには理由があります。

でも「本人の希望通りに」は、無責任のような気がします。指導者の職務放棄です。
その子のタイプを把握したうえで、具体的に言ってやってほしいと思います。

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