2024年4月12日(金) 漢字の勉強をおろそかにすると…(1)

漢字の勉強をおろそかにするとどうなるか…


勉強に困るようになります。


というのは、だれもがわかっていることだと思いますが、

漠然と「書けないと困る」くらいにしか考えていない人が多いと思いますので、もう少し具体的に、
おろそかにするとはどういうことか、
困るのはどのような時か、
について書いてみたいと思います。


まず「漢字の勉強をおろそかにする」ことについて。

明らかに漢字の勉強をサボっている人はもちろん該当します。
逆に現役の小学生の子で、「漢字テストはいつも満点だから大丈夫」とか、
中学生以上の子で、「小学生の頃漢字が書けていたから大丈夫」という人は、
おろそかにしていないようには見えますが、大丈夫とは言い切れません。

なぜかというと、普段の漢字テストで満点が取れているとしても、出題範囲がわかっているテストで高得点を挙げるために必要な記憶力は「短期記憶」でしかないからです。

習った漢字は、「テストに出るから」ではなく、いつでも書けるようにしておかなければならない言語です。

これに必要な記憶力は、テストが過ぎれば忘れてしまうような短期記憶ではなく、ずっと覚えていられる「長期記憶」ということになります。
つまり、漢字テストで満点を取ったとしても、それだけで終わってしまったのならばそのうち忘れます。「おろそかにした」部類に入るのです。

それと、たまに授業中に注意しますが、英語等の漢字を強制されない教科の勉強で、習った漢字を使わずにひらがなで書く。これもおろそかにしていると言えます。

日頃使っていないものは忘れます。

でも日頃から使う習慣ができていたり、
「エビングハウスの忘却曲線」というのがありますが、
テスト勉強のように短期記憶を形成して、一度忘れたとしても、
覚えなおして、忘れて、また覚えなおして…
というように、
忘れて覚えなおしてを繰り返すと、忘れる量も反復の度に減っていって記憶できる量が増えていくので、何度かこれを繰り返した後は完全に定着している長期記憶が形成されます。

したがって漢字の勉強とは、定期的に漢字に触れる機会を設けて、反復練習をすることで長期記憶を形成することを言うのだと思います。

もちろん漢字ドリルのように、「書く」だけが漢字の勉強ではありません。
「読む」ことももちろん勉強になります。読書です。文章は熟語の宝庫です。語彙力が向上します。本でなくても構いません。新聞などは世の中の動きを知ることもできるので最高です。
子供さんたちの教育に携わる大人は、漢字に触れさせるということを心がけなければいけないのだと思います。

次回に続きます。

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