2025年2月1日(土) 深刻な話

年末に実施した中学生の全県模試結果資料が到着しましたので、昨日までに受験者全員にお渡ししました。

近頃SNS上で、


今年の中1の学力がヤバイ


と話題になっています。

発信しているのは主に学習塾業界の人や教員の方で、
国内のどの地域にお住まいの方かはわかりませんが、
全国的にその傾向が顕著なようです。

そんな中、全県模試の成績表が届きました。
全県模試の成績表には、志望校の合格可能性判定のほか、

1問ごとに正答率(全県と志望校別)が記載されています。

で、中1数学の計算問題に注目してみたのですが、
問題自体は普通レベルだと思います。

正答率の欄を見て驚愕。
学力が年々下がってきているのは感じていますが、ここまで酷いのかと。

全県正答率が3、4割の問題がいくつかありました。
SNS上での評判通りの結果です。

分数を含んだ文字式の問題が正答率3割…

教科書に載っている普通レベルの問題がですよ。

かなり深刻だと思いますが、
日ごろ生徒さんたちを指導していると、納得です。まあそうなるだろうなと。

これは、

基礎ができていないのに小学校で放置されて中学校に送り込まれた子がかなり多い

ということを表しています。


計算は、早く、正確に!
これを身に着けるための練習を繰り返しする必要がありますが、

早くサッと済ます技術もなければ、
正確に解くという習慣もない子がかなり多いように感じます。

どちらも、1回の授業で伝授できるものではありません。
継続して、指導していく必要があります(今の小学校にそれをする余裕はありません)。

それと一つ言っておきたいのは、計算ができないからといって、
算数という一つの教科にその原因を求めることはできません。
他教科や生活面も含めたすべての指導、盛り込みすぎのカリキュラムや、今のお子さんたちを取り巻く環境にも原因があります(算数の授業よりもこちらの方が大きい)。
これは一言では説明できない問題です。
この辺の話は今までの面談でもしてきましたし、今後もしていくと思います。

うちの中1でいえば、小4、小5で入塾してくれた子が多いので、
5年生までに何らかの手が打てています(←これでかなり助かっています)。

しかし、ほかの学年も含めて、中学生になってから入塾した子は、
たとえ数学が得意であっても、手を打たなければならない(直さなけれなならない)点がいくつもあります。
指導されていないんですよ。はっきりいって。
数学が苦手な子になると、目も当てられないような状況です(算数からのやり直しがかなり多い)。

学習面で重大な問題を抱えている(のが明らかな)のに、
学校の保護者会では、その説明がない(だから保護者様が問題に気づくことがないから手が打てない)。
で、どんどん放置される。
気づいた時にはとんでもないことになっていて、中学卒業までに間に合わなくなる…。

テストや通知表の成績がそこそこ良くても安心はできません。
小学生のうちに基礎基本のトレーニングに明け暮れることをおすすめします。

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