2025年4月2日(水) 漢字の勉強をおろそかにすると…

漢字をおろそかにすると、勉強で困ることになります。
そんなことは、だれもがわかっていることだと思いますが、
少し具体的に書いてみたいと思います。

まずは「おろそかにする」について。
明らかに漢字の勉強をサボっている人はもちろんですが、「漢字テストはいつも満点だから大丈夫」という人も大丈夫とは言い切れません。
なぜかというと、テストに必要な記憶力は「短期記憶」でしかないからです。
習った漢字は、「テストで」ではなく、いつでも書けるようにしておかなければなりません。
これに必要な記憶力は、ずっと覚えていられる「長期記憶」です。
漢字テストで満点を取ってもそのうち忘れます。
日頃使っていないものは忘れます。

国語以外の教科で、書ける漢字もことごとくひらがなで書いてしまう人をよく見かけますが、
そんなことをしているから忘れて書けなくなるのです。
漢字を使う習慣があれば、忘れないのです。

使う習慣があるというだけで反復練習していることになりますので、長期記憶が形成されます。

したがって漢字の勉強とは、定期的に漢字を使う機会を設けて、反復練習をすることを言うのだと思います。
もちろん「書く」だけが漢字の勉強ではありません。
「読む」ことも勉強になります。読書です。

文章は熟語の宝庫です。語彙力が向上します。
本でなくても構いません。新聞などは世の中の動きを知ることもできるので最高です。

次に「困る」について。
勉強していく上で困るのは、教科書を読んでも読めない漢字や意味が分からない熟語が出てきた時です。
授業で説明を聞く場合で同じです。理科や社会でも漢字の用語がたくさん出てきます。ホウワ、キアツ、リュウキ、チンコウ、ヨクセイ、ソクセイ、コンデン、…。
聞いた時に、瞬時に飽和、気圧、隆起、沈降という漢字と意味が瞬時にイメージできなければその説明を理解することはできません。
困るのはこのような場合です。

授業の冒頭で行うウォーミングアップの時間に漢字の復習を(毎回少しずつですが)行います。
これを続けていると、
勉強に対する姿勢から作り直さなければならない子が、
一つ一つの動作が遅くてなかなか進まなかったのが素早くなってきたり、
汚い字しか書けなかったのが、だんだんきれいになってきていたりします。
これは、集中して取り組めるようになってきていることを表しています。

漢字の復習をしていなければ、こうはならなかったのではないでしょうか。

漢字をおろそかにして「困る」ことの最大のものはこれかもしれません。

つまり、漢字の勉強をおろそかにすることによって、小学校に通っている間に身につけなければならない、勉強に対する姿勢や、知識を身につけるために必要な集中力を鍛える機会を逸してしまうのです。

やはり勉強の基礎は「読み書き計算」です。

基礎基本の学習(指導)を継続することによって、物事に対する姿勢や集中力を身につけることができるのです。

ひょっとしたらこれが勉強の本来の目的で、知識を吸収するのはついでなのかもしれません。
こういったことも忘れてはいけないと思います。

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