2025年8月22日(金) 勉強は言葉を覚えることから始まる(後編)

前回の続きです。


勉強は、「言葉を覚える」ところから始まります。


学力が高いというのは「言葉をたくさん知っている」ことでもあります。学力が高い人は語彙が豊富です。
たくさんの言葉を持っているから見える世界が広いのです。

「語彙力」とは、熟語やことわざ、慣用句など、国語の授業で出てくる言葉をイメージされる方が多いと思いますが、動植物の名前もそうですし、各分野の専門用語や、計算に必要な数字、計算の方法など、基本的な知識をすべて含みます。

だから言葉をたくさん覚えた方が得なのは言うまでもありません。
大人よりも子供の方が(特に10歳くらいまでは)覚えるのが得意だと言われています。言葉を覚えることに対して制限する必要はありませんし、制限してはいけないのですが、
近頃の小中学校の授業は、言葉を覚えるのを制限しているように思えてなりません。

例えば英語の授業。
ここで取り上げたいのは言葉は「単語」ではなくて、文法用語。
英語教室に通ってる子なら別ですが、そうでない子はまず知らないですね。
私は1年生から積極的に最低限の文法用語を覚えさせて、それを使って説明するようにしています。
文法用語を身につけて、それを使って学習するから理解しやすくなって、できるようになるのです。

社会なら、以前からこのブログで言っていますが、「地名」です。
小学生には主な国名、都道府県名、県庁所在地都市名、国内外の主な山地山脈、平野、河川、海の名前は覚えさせます。
地名と地図上での位置を知っているから、その地域の自然環境がイメージしやすいし、盛んな産業も覚えやすい。

でも、
「英語を話せるようにしたいから授業は会話中心で、授業では文法用語は使わないようにする。」
とか、
「暗記教科のイメージが強くなると社会が嫌いになってしまうからなるべく暗記させるな。」

とかいった理由で覚えさせなくてもよいということになっています。


私はこう思います。
最初に「言葉」を覚えさせないから詳しくなれないままで、テストの点も悪いからますます嫌いになるんじゃないですかね?


制限なんかしてはダメです。教科書に載っていない言葉でも、どんどん暗記させるべきです。


テストに出るから覚えるのではないのです。
いろいろなことを考えたり(思考力)、物事を判断したり(判断力)するためのツールとして役に立つから覚えるのです。


「覚える」ことは頭を鍛えることでもあります。
今の小学校では鍛えてくれないことを、積極的に鍛えていきたいと思います。

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