その他
2026年9月13日(日) 準備と工夫
つい最近まで夏期講習を開講していました。
2学期に入ってすぐ、中学生は中間テスト週間に突入しました。
昨日、恒例のテスト対策演習(無料)を行いました。
カバーする範囲がかなり違いますが、どちらも復習の期間ですね。
とにかく問題をたくさん解いて、力を付ける訓練に徹します。
集団塾みたいに全員が同じことを一斉にやるスタイルではないので、一人ひとりの優先課題を考慮して内容を変えて訓練しています。
当然ながら苦手科目にかかる時間が長くなります。
講師から受ける説明が得意科目と比べて長くなるのはもちろんですし、テキストや辞書で調べ直したりする機会も多いので、当然進度は遅くなります。
ただ、時間がかかる原因はそれでけではありません。
そもそも回答に時間がかかるのです。
なぜ時間がかかるのか?
その原因は、
基礎基本ができていないことに尽きると思います。
本人はできているつもりでも、練度が低いのです。だから問題を解くのに時間がかかる。
どんな試験でも制限時間があるので、サッと解けるようにしなくてはなりません。
積み重ねの教科と言われる英語、数学は、前の学年で習ったことがサッと答えられないと、早く回答できるようにはなりません。2学期に学習する内容は特にそうです。ですから時間の取れるときに定期的に復習して、練度を高めておくのです。
あと、ほとんどの人に共通することは、苦手科目となるとまるで工夫がないこと。
難しいものを難しい状態のままやっているから解けない。
工夫しながら行動するという習慣がない。
図形の問題で、図に情報を書き込むにしても、ちょっと工夫すれば頭の中が整理できるのに、とか、
英語で、これだけの知識を頭に入れておくだけでわかりやすくなるのに、とか、
「もうちょっとこうすれば…」みたいなものがあれば助言するようにしています。
計算や文法のルールなど、最低限守らなければならないルールは、必ず守る。それを徹底した上で、
「こうしてみたらいいんじゃないいかな。」と思ったら、やってみる。こういった経験も大事。
「習った通りに」だけでなく、自分なりに工夫しながら行動するのが習慣になればいいと思います。
事前に準備できるものをどれだけ準備できるか。
どれだけ工夫できるか。
上手くいくかどうかはこれにかかっているといっても過言ではありません。
何をやるにしても事前の準備は大事です。
楽しく取り組めるかどうかも工夫次第。
自分で準備して、工夫しながら行動できる人に育ってほしいと願っています。
2026年9月11日(金) 成績について
全中学校がテスト週間に入りましたが(B3中は昨日で終わりですね)、
中3生の子たちは「成績」が気になって仕方がない時期に入りました。
まず「成績」についておさらいしておきましょう。
学校での「成績」は、大きく分けると、
テストと通知表、
の二つです。
テストの成績は、テストの得点、順位、偏差値で表されます。
通知表は、中学校が5段階評価、小学校高学年が3段階評価のところが多いと思います。
これらを一くくりに「成績」ととらえる人が多いように思います。
でも、その性質は大きく異なります。
テストの得点は結果です。
通知表の得点は評価です。
結果は、事実。
15試合戦って8勝7敗だったとします。誰が見ても8勝は8勝です。
これに対して評価は、判定する人の目にどう映ったかで変わってきます。
テストの点数が、そのまま通知表に反映されるわけではありません。
通知表の評価が思ったより良かった場合、
成績が良かったら当然うれしいですが、やはり、
「通知表の得点が高い=学力が高い」とは思わない方がよいでしょう。
特に小学校の通知表は中学校ほど採点基準が細かくないので、安心しない方がよいと思います。
私の知り合いにも、「うちの子、小学生のころは3だったのに、中学校に入ったら40点とか50点を取ってきてびっくりした。」という人がいますが、珍しいことではありません(要は基礎ができていない)。
逆に、テストの点数のわりに通知表の評価が悪かった場合ですが、
テストの結果が良くて全部の項目に◎がついているのに5がもらえずに4とか、
テストの結果からいえば4くらいが妥当なのに3だったとか、
そういうケースはいくらでもあります。
つまり、その教科の授業、テスト、提出物等のすべての活動において一生懸命やっているかどうかということです。
評価が思ったより悪かった場合は、減点対象になっているものがないか探して、改善できるものがあれば改善しましょう。
できることは隅々まで探せばいろいろあります。
ここまで読んで、「評価を上げるためには、自分をよく見せることが大事だ。」と思った人がいるかもしれませんが、通知表の評価の何割かはテストの結果がベースとなりますので、やはり実力をつけることが一番大事です。
よく「内申点が上がらない。」と嘆いてばかりの人がいますが、嘆く暇があったら英単語の一つでも覚えて、今まで書いていなかった(←こういうのが評価が下がる原因)途中式を書いて、きっちり計算するようにしましょう。
大事をなさむと欲せば小なる事を怠らず勤むべし
小積もりて大となればなり
(二宮尊徳「積小為大」)
実力をつけないとどうにもならないので、基礎から一つ一つ地道に積み上げていきましょう。
2026年8月28日(金) 夏休み終了
明日からの3日間は休校日ですので、今日が8月の最終授業でした。
毎年同じことを感じますが、長い夏期講習も、
あっという間に終わってしまいました。
一番時間のとれる夏休みで、時間をかけて復習をしてきましたが、
どれだけ時間を費やしても、
アレも復習させたい、コレも復習させたい。
って、なってくるんですよね。
このところ(10年くらい)ずーっと感じているのが(このブログでも何回も言っています)、
基礎ができていない子か多いんですよ。
何学年分も戻って、基礎の基礎からやり直さなければならない子もいます。
だから、
アレもやりたい、コレもやりたい。
復習のプログラムを順調に消化して、早めに2学期の予習に取りかかれた子もいますが、そんな成績のいい人たちでも、
基礎が不十分だなー
と感じることが多いのです。
特に1学期に急激に順位が上がった人たちですね。
アレもやりたい、コレもやりたい。
と言っていてもきりがないので、切り替えます。
来週から2学期です。
ただ新学期が始まるというだけではありません。
B3中はすぐに中間テスト週間に突入!
他の中学校も、再来週からテスト週間です。
中間テストに向けて突っ走ります!
2026年8月20日(木) 復習の意義~見えなかったものが、見えるようになる。~
夏休みも終盤を迎えました。
この一ヶ月、復習を続けてきましたが、改めて復習の意義について書いておきます。
以下は、これまでに何度も言ってきたことですが、大事なことなので何度も言います。
以前、岩石に関する研究で知られるS大学のM先生の講演(というよりほとんど講義でしたが)を拝聴する機会がありました。
その内容が衝撃的でした。自分も多少は詳しいつもりでしたが、勉強し直す必要があると思いました。
それ以降、確実に「石」を見た時の感じ方が変わりました。
これまでに行ったことがあるところに行って、以前見たものと全く同じものを見たとしても、何か違うものを見たような、あるいは初めて見た時と同じような新鮮な気分になることがあります。
経験を積んで知識が増える、あるいは技能が向上すると、以前と同じものを見たとしても、見え方が違うのです。
復習を定期的に行わなければならない理由はこれです。
復習の意義について、以下の2点を書いておきたいと思います。
まず一つ目は、
自分はその分野に詳しい方だと思っていても、
思いもしなかったことを知ったことで、
実はまだまだ勉強が足りないのだと思い知らされること。
以前、合格体験記に
「自分は勉強ができる方だと思っていたけど、初めて受けた夏期講習で実はできない方なのだと思い知った。」
と書いてくれた人がいます。
自分の実力を把握するのは大事なことですし、問題解決の前には必ず問題発見をしなければなりません。
問題点に気付けたのであればそれは収穫です。
復習の意義のもう一つは、
見え方が変わったことによって理解が深まり、
以前はわからなかったものがわかるようになったり、
できなかったことがサッとできるようになること。
このブログで何度も触れましたが、
新人さん(最近入塾した人)たちが悪戦苦闘しているものを、ベテラン(通塾歴の長い人)はサッとこなす。
ベテランの人たちももちろん最初は新人でしたが、復習を繰り返して知識が増え、技能が向上すると、以前は苦戦したものでもその時とは見え方が違うのです。
以前は肝心なところが見えていなかったけど、経験を積んだことによって見えるようになった。
復習は2回目からが本番です。
1回だけだと問題発見だけで終わってしまうかもしれません。
2回、3回、4回…と繰り返すうちに理解が深まり、
見えなかったものが、見えるようになる。
見えるようになったことで、
以前はできなかったものができるように、
かろうじてできるレベルだったのが正確にサッとできるようになっているのです(いつも言っている基礎基本スキルの自動化)。
だから復習は何回してもいい。いや、何回も繰り返すべきです。
「できる!」という自信は何度も繰り返して作り上げるものです。
2026年7月24日(金) 夏期講習開幕
今週から夏期講習が始まりました。
普段なかなかできない、幅広い範囲の復習をしています。
目的は、
習ったものを、使えるようにすること。
教えてもらって終わりではなくて、
教えてもらったら、
自力で解けるまで頑張る。
だから厳しいのです。訓練ですから。
普段の授業もそうですが、シリウスの授業は普通の講義形式ではありません。訓練です。
この1学期に急激に伸びた中2の生徒さんたち、
できるようになってきたと思っているでしょうが、
まだ甘いです。
「できる!」と言い切れるレベルには達していません。
この夏期講習で基礎を固めて、
自信を持って「できる!」と言い切れるように、
訓練していきましょう。
来週はアレを実施します。
